例文・使い方一覧でみる「木々」の意味

...どこともなくざっと木々が鳴って... どこともなくざっと木々が鳴っての読み方
芥川龍之介「素戔嗚尊」

...それから又（また）あちこちの木々（きぎ）の茂（しげ）みの中（なか）に... それから又あちこちの木々の茂みの中にの読み方
浅野和三郎「霊界通信　小桜姫物語」

...そういう木々は、くきや葉を、しょっちゅうゆり動かすので、木の実は、金のようにかがやき、花は、燃えるほのおのようにきらめきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳「人魚の姫」

...森の木々もたおれてしまうんですね... 森の木々もたおれてしまうんですねの読み方
ハンス・クリスチャン・アンデルセン　Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳「雪の女王」

...木々の枝葉は青に... 木々の枝葉は青にの読み方
岩野泡鳴「泡鳴五部作」

...とある大家（たいけ）の別荘のような邸（やしき）のまえを通りましたら琴や三味線や胡弓（こきゅう）のおとが奥ぶかい木々のあいだから洩（も）れてまいるのでござりました... とある大家の別荘のような邸のまえを通りましたら琴や三味線や胡弓のおとが奥ぶかい木々のあいだから洩れてまいるのでござりましたの読み方
谷崎潤一郎「蘆刈」

...その木々の葉が夕立にでも洗われたあとであったか... その木々の葉が夕立にでも洗われたあとであったかの読み方
寺田寅彦「涼味数題」

...依頼人は木々のあいだに見える光源を指さす... 依頼人は木々のあいだに見える光源を指さすの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳「土色の顔」

...百舌（もず）の鳴きわたる木々の梢は薄く色づき... 百舌の鳴きわたる木々の梢は薄く色づきの読み方
永井荷風「買出し」

...木々が木の葉をざわめかせていた... 木々が木の葉をざわめかせていたの読み方
堀辰雄「菜穂子」

...こんもりと茂った木々の間に... こんもりと茂った木々の間にの読み方
堀辰雄「晩夏」

...木々に鳴る風に耳を傾けた... 木々に鳴る風に耳を傾けたの読み方
牧野信一「木枯の吹くころ」

...音楽が風や濤声や木々の葉ずれのような自然現象ではなくて... 音楽が風や濤声や木々の葉ずれのような自然現象ではなくての読み方
宮本百合子「期待と切望」

...つる草や木々が生（は）えてきて... つる草や木々が生えてきての読み方
セルマ・ラーゲルレーヴ　Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳「ニールスのふしぎな旅」

...その中でも木々高太郎氏の探偵小説は芸術品たり得るという所謂『探偵小説芸術論』と甲賀三郎氏の探偵小説は本質的に通俗作品であって芸術品たり得ない...
山本禾太郎「探偵小説思い出話」

...たちまち四山の木々岩石はことごとく人と化し... たちまち四山の木々岩石はことごとく人と化しの読み方
吉川英治「三国志」

...ところどころの木々だった... ところどころの木々だったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...木々の小枝に到るまでキンと尖鋭した冷たさと... 木々の小枝に到るまでキンと尖鋭した冷たさとの読み方
蘭郁二郎「自殺」