...その時ゆくり無く自分の眼には冬枯のさびれた裏庭の隅に疎らな木立を透かしてガラス張りの大きな白い温室が少し靄に包れて無人島に漂泊した人の憔衰した眼に偶暗い沖を通過する白い朦朧とした汽船を見出した喜びのやうに...
千家元麿 「自分は見た」
...朦朧と室内を照して...
谷崎潤一郎 「少年」
...そしてまどろみのように朦朧とした一日が訪れた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...醉眼朦朧とした顏に醉いどれに附きもののだらだらした微笑を浮かべて...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...私の朦朧とした記憶の中に...
外村繁 「澪標」
...しかしその時も、その所も不明であるが、幼年期の、自分一人取り残されたような悲哀の記憶は、今も朦朧と、しかし確かに残っている...
外村繁 「澪標」
...」宿酔の記憶は朦朧としている...
豊島与志雄 「女客一週間」
...十三微(かす)かな燈火(ともしび)の光に朦朧として人が一人います...
中里介山 「大菩薩峠」
...象徴を以て曖昧(あいまい)朦朧とさえ解釈している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...朦朧とした気持ちも...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...朦朧とあらわれだしては...
久生十蘭 「雲の小径」
...朦朧と闇の中から浮きだしてきて敬礼をすると...
久生十蘭 「だいこん」
...意識朦朧となりつつあった...
火野葦平 「花と龍」
...視界朦朧となりはじめてから...
火野葦平 「花と龍」
...朦朧とした向うには淡路島の描かれた書割を置く...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...梨畑が朦朧と煙つた白色の中に薄れてしまひ...
北條民雄 「青春の天刑病者達」
...そして皆目意識が朦朧としてしまひ...
牧野信一 「初夏通信」
...ただ朦朧とした豪快なニヒリズムだけが機関車なんだ...
横光利一 「上海」
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