...そこへ主人が起きて来て朋輩の男を宥(なだ)めた...
池谷信三郎 「忠僕」
...十日は亀井朋治の案内で多々良村大字日向及び大字木戸を経て...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その対手(あいて)になっている朋輩に用心するように...
田中貢太郎 「文妖伝」
...朋子の援助によるものだったらしい...
豊島与志雄 「庶民生活」
...そして彼女は、むかし、朋輩に誘われて、山王下のスケート場に遊びに行った頃のことを思い出しました...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...官界につきものの朋党比周(ほうとうひしゅう)の擠陥讒誣(せいかんざんぶ)による地位(あるいは生命)の不安定からも免れることができた...
中島敦 「李陵」
...私(わたくし)はある朋友(ほうゆう)から手紙を受け取った...
夏目漱石 「こころ」
...高柳君は単なる朋友(ほうゆう)をもって中野君を目(もく)してはおらぬ...
夏目漱石 「野分」
...――朋輩(ほうばい)のお傳が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...同朋町から金沢町へかけては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...朋輩等二三人一緒に」「若旦那は?」「お風邪の氣味だとかで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...因茲也朋友無益討果...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...既に社会を成すときは、朋友の関係あり、老少の関係あり、また社会の群集を始末するには政府なかるべからざるが故に、政府と人民との関係を生じ、その仕組みには君臣の分を定むるもあり、あるいは君臣の名なきもあれども、つまり治むる者と治めらるる者との関係にして、その意味は大同小異のみ...
福沢諭吉 「日本男子論」
...夫(そ)れから私の兄は年を取て居て色々の朋友がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「圓朝は(中略)不図した事から御徒町の倉岡元庵というお同朋の娘お里との間に一子を挙ぐるような間柄になった」云々とある...
正岡容 「我が圓朝研究」
...朋輩は胡桃(くるみ)を剥(は)ぎいた...
南方熊楠 「十二支考」
...朋輩の共鳴を求めると...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...朋輩たちが、この頃は、とかくわたしを、嫉(ねた)みの目で視ております...
吉川英治 「柳生月影抄」
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