...いままでに一度(ど)もふたりの朋輩(ほうばい)と口をきかない...
伊藤左千夫 「箸」
...それが敷島の朋輩どもにも分つてゐるから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...東京島田三郎宅にて――正造」終りの方をうんうんと呻るような息遣いで書き終えると畳の上にたまった巻紙をはね返し、大出善平君、野口春蔵君、亀井朋治君、松本英一君、糸井藤次郎君、岩崎佐十君、小野寺君、山崎次郎君、青木君、谷野君、木村君と並べて宛名を書きつらねた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ここにいらっしゃる伜のお朋友(ともだち)の...
田中貢太郎 「水魔」
...朋輩であつた娘の一人が其處から彼處へと賣られて...
田山花袋 「歸國」
...彼は獄中において朋友に富めり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...朋輩にすすめられてある宿屋の女中にはいった...
豊島与志雄 「運命のままに」
...隣りの朋輩の寝息――...
直木三十五 「南国太平記」
...益満さんは、一味だから、朋輩だからと、仰しゃるんでしょうが、それなら、その益満さんの見込んだ、あっしらは、又、味方の、従兄弟(いとこ)味方、な、従兄弟同士ってこのことだ、同じ長屋にいたから味方で、泥溝泥(どぶどろ)長屋にいたから味方でないってこともござんすまい...
直木三十五 「南国太平記」
...十七芸者その朋輩(ほうばい)の丸髷(まるまげ)結(ゆ)ふを見ればわたしもどうぞ一度はと茶断(ちゃだち)塩断(しおだち)神かけて念ずるが多し...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...その昔の朋輩思いのために...
中里介山 「大菩薩峠」
...親の恩、兄弟の情、朋友の信、これらを知らぬほどの木強漢(ぼっきょうかん)では無論ない...
夏目漱石 「野分」
...同藩中の朋輩の許嫁(いいなずけ)だったのを横奪(ど)りし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伊代は街の中央にある小さい百貨店へ松子と云う朋輩と一緒に連れられて行った...
林芙美子 「帯広まで」
...朋輩(ほうばい)が二人...
林芙美子 「新版 放浪記」
...表町とて横町とて同じ教場におし並べば朋輩(ほうばい)に変りは無き筈を...
樋口一葉 「たけくらべ」
...ざまを見ろ廻りの廻りの小仏と朋輩の鼻垂れに仕事の上の仇(あだ)を返されて...
樋口一葉 「わかれ道」
...この世同士の親類朋友の間でも...
柳田国男 「雪国の春」
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