...この辺の村の土臭い娘達に比しては……* * *K青年は有頂天になってしまって...
犬田卯 「沼畔小話集」
...三人とも有頂天になってよろこんだ...
海野十三 「少年探偵長」
...ラン子はもう有頂天になってしまった...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...貴族と縁組みするのは家の名誉だと有頂天になっていたし...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...葉に光沢が出て来ると有頂天になって喜ぶ様子をうかがっているのは楽しいものである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...初めのうちは毎日数十円の利益を見て有頂天になっていたものが...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...帰ってきて下さって嬉しいわ」こんな言葉に私は有頂天になって...
田中英光 「野狐」
...カシタンカは、有頂天になって、思わず、わんとほえたが、おりもおり、ねこのじいさんが、大きなあくびを一つやらかしたので、たちまち体のつりあいをうしなって、がちょうの背からころげ落ちた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...その前に二人の有頂天になってはしゃいでいる姿が映る...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...すっかり有頂天になって居りました...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...我々が初めだけは有頂天になって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...殆んど有頂天になって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何処かの村で明もそうやって片側だけ雪をあびながら有頂天になって歩いている姿が彷彿(ほうふつ)して来た...
堀辰雄 「菜穂子」
...圓太郎は有頂天になっていた...
正岡容 「圓太郎馬車」
...地獄で仏とはこのことではないかと私は有頂天になって喜んでしまいました...
三浦環 「お蝶夫人」
...国をあげて有頂天になっているが...
三浦環 「お蝶夫人」
...彼女は自分の演じているお芝居に有頂天になっているときであった...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...どうやら有頂天になっていた私には...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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