...私はなおも二三日を有頂天になってすごしたのである...
太宰治 「断崖の錯覚」
...「とてもなんだか有頂天になってらっしゃるわ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...パーヴェル・パーヴロヴィチは有頂天になって喜んでしまった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「そのあいだにみんなで鬼ごっこをしましょうよ!」と赤毛が有頂天になって叫んだ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...「大出来だ!」とイワンはなんだか有頂天になってどなった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ハスレルから受けた賛辞に有頂天になっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...有頂天になっている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...有頂天になっておられるが...
直木三十五 「南国太平記」
...血を見ると有頂天になって騒ぐのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...羽織を出しな」「有難い」八五郎はすっかり有頂天になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...負けっこはねえ」八五郎は有頂天になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この上もなく人の好い裁判所長は、有頂天になって、幾度となくチチコフを抱いては、感極まって、『お前さんは私の恋人だよ! 私のお袋だよ!』と言ったり、剰さえ指をパチパチ鳴らして、彼のまわりを踊りまわりながら、『なんてお前は愛(う)い奴だ、コマリンスクのお百姓!』という有名な唄をうたい出したりしたものだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...圓太郎は有頂天になっていた...
正岡容 「圓太郎馬車」
...私はホントに幸福でした私は有頂天になって...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...預言者は国民が有頂天になって空虚な楽観に耽って居る時滅亡の姿を見て悲しみ...
矢内原忠雄 「帝大聖書研究会終講の辞」
...彼女は自分の演じているお芝居に有頂天になっているときであった...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
...どうやら有頂天になっていた私には...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
...と人々は有頂天になって叫ぶ...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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