...議長は有頂天になって退出した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...私のした小さな好意にさえもこんなに有頂天になって喜び切っているこの印度の人々の心根を思うと...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...或るところでは有頂天になって踊り上り...
谷崎潤一郎 「二人の稚児」
...ニコライ・シーリイチ」と彼は有頂天になって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...そういう読者はスッカリ有頂天になって了ったのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...わたしたちははじめて会ったんですのよ」と彼女は有頂天になって言った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それほど彼は訳もなく有頂天になって...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...オーベルは有頂天になって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...『わたしは有頂天になって家へ帰ると...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...有頂天になっておられるが...
直木三十五 「南国太平記」
...お駒はすっかり有頂天になって...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...すっかり有頂天になって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...すっかり有頂天になって居りました...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...殆んど有頂天になって...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...圓太郎は有頂天になっていた...
正岡容 「圓太郎馬車」
...有頂天になって笑っていた...
山本周五郎 「青べか物語」
...母親以外の誰が抱いても承知しなくなりましたのでレミヤはもう有頂天になって可愛がっているのです...
夢野久作 「霊感!」
...ひとり有頂天になっていたのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
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