...さうして作家が自分にとつて有益であるかないかの一點からのみ批評の價値を量るのは間違つてゐると思つた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...それを養ふ上に於て有益であるが...
田山録弥 「小説新論」
...そのことがいかほど有益であるかは...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そのことがいかほど有益であるかは...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...科学と政策との区別がいかに経済学の定義とその内容の分け方に応用せられるのに適しかつ有益であるかを...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...科学の教え方に時々歴史的の色彩を加味するのも有益である...
寺田寅彦 「研究的態度の養成」
...これらの記者たちはそれぞれ専門の方面で一般のために有益であるべきあらゆる重要事項の正確な報道紹介や...
寺田寅彦 「一つの思考実験」
...氏の著書がより有益であることについて注意を喚起しなければならない...
戸坂潤 「読書法」
...われわれにとって有益であるよりもむしろ多くは危険だ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...打破することが有益であることもある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...寒風をも犯して無頓着(むとんじゃく)と云うその全般の生活法が有益であるか...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...先輩の意見を聞くことが有益であるのは何よりもこの点についてである...
三木清 「如何に読書すべきか」
...ただその表題だけを知っているということも十分有益である...
三木清 「書物の倫理」
...明晰な書物はつねに有益であるが...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...「一八四六年の文学観」はなかなか面白いし、有益であるし、近頃愛読のものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...たんに有益であるだけでなく必要でさえある或る自然の行為までも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただそれが有益であるからというだけで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それらの快楽が肉体にとっても甘美有益であるようにと苦心すべきである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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