...彼女は有情的な人だ...
...彼は有情非情な決断を下した...
...彼は有情非情に人を扱う...
...有情非情な現実に直面した...
...有情非情な言動が周囲から非難された...
...力を仰ぐ有情の涙にぞ...
石川啄木 「詩」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...香料の眼にたまる有情(うじやう)の涙...
大手拓次 「藍色の蟇」
...諸々の有情を傷めず……」とやるのですが...
高神覚昇 「般若心経講義」
...次に刊行したのは處女作『天地有情』(明治三十二年四月七日發行)――甚だ幼いものだが...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...蘭は碎けぬ露のもと桂は折れぬ霜の前霞に包む花の色蜂蝶睡る草の蔭色もにほひも消去りて有情(うじやう)も同じ世々の秋...
土井晩翠 「天地有情」
...無情の草木遥(はるか)に有情(ゆうじょう)の人に優(まさ)るところなからずや...
永井荷風 「江戸芸術論」
...皆有情の人心よりして...
西周 「情智關係論」
...有情を以て無情の事を行えば...
福沢諭吉 「教育の事」
...十名共に全璧ならんことを望むは有情の世界に無理なる注文にこそあれば...
福澤諭吉 「人生の樂事」
...阿木翁助作「演歌有情」を読む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今日より「演歌有情」の稽古...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...彼は「愚が中の極愚、狂が中の極狂、塵禿の有情、低下の最澄」といった伝教大師の言葉に深い共鳴を感じた...
三木清 「親鸞」
...私も土井晩翠の『天地有情』を...
三木清 「読書遍歴」
...月は湯気に蒸されたように朧(おぼろ)な晩――有情の天地が人に与える感じも...
吉川英治 「江戸三国志」
...残る者は有情といえ...
吉川英治 「黒田如水」
...そうして有情の天地に触れると...
吉川英治 「宮本武蔵」
...一切の有情(うじょう)はすべて皆世々生々の父母兄弟である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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