...之を附するに中三権頭兼遠を以てしぬ...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...従つて「野性の呼び声」も僕には等閑に附することは出来ない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...明治二十六年一月二十八日摂津中津川の辺において内村鑑三第二版に附する自序この書世に生れ出てより五ヶ月今や第二版を請求せらるるに至れり未だ需要の多からざる純粋基督教書籍にしてここに至りしは満足なる結果と称して可ならむ第二版は初版と異なるところはなはだ少し...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...あるいは運動場を寄附するもありました...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...そんな汽船をドッサリ作って――それの設備はみな貴方が国家へ寄附するのですが――それを長江の出口へ派遣して...
海野十三 「発明小僧」
...それとも僕の探険旅行に百ルーブリ寄附するんだな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...このブレインが群小宗教に寄附する金は人をアッといわせるほど巨大なもので...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...津田君が今日その作品に附する態度はやはりこれと同じようなものであるらしい...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...事の公徳に關するものは予固より之れを不問に附する能はず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...相当の理由があって等差を附するならば差支(さしつかえ)ない...
夏目漱石 「作物の批評」
...読んでしまうと船の図書館に寄附するのだと佐治さん自身から聞いた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...容易に之に附するに敗徳の名を以てす...
福沢諭吉 「女大学評論」
...論者が特にこの大切なる一点をば軽々(けいけい)看過してあたかも不問に附する者多きを見て窃(ひそ)かに怪しむのみか...
福沢諭吉 「日本男子論」
...ジン一本寄附する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...悉く一笑に附するばかりだつたが彼は...
牧野信一 「秋晴れの日」
...俺は門脇の桜を学校へ寄附するんだ...
牧野信一 「サクラの花びら」
...文学の標準に必ずしも科学的定義を附するに及ばず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...取り分けての判斷は同一體(前陳)に矛盾の義(後陳)を附することを許しもすべけれど...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
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