...我々は唯純粋な詩人を目標にしなければならぬ」と云ふ「狭い門」(ジツド)の主人公の言葉も決して等閑(とうかん)に附することは出来ない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...外來の刺戟に差等を附する人格的の判別が働かないことである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...俺の生活を盡して之を人類に寄附するのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...檢事總長の意見を徴したる上被告全部を特別刑事部の公判に附するの決定をなしたり...
石川啄木 「日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象」
...明治二十六年七月十八日鉄拐山の麓において内村鑑三改版に附する序この書初めて成るや余はもちろんまず第一にこれを余の父に送れり(彼は今は主に在りて雑司ヶ谷の墓地に眠る)...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...一方には羅馬(ろま)教会の擅行(せんこう)を批難しながら他方には他の新教徒に附するに Dissenters(分離者)とか Nonconformists(不合者)とかの聞き悪(にく)き名称を以てするにあらずや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...「僕はうんと気張つて傑作を一枚寄附するから...
薄田泣菫 「茶話」
...その研究を等閑に附する能わざるが如く...
高木敏雄 「比較神話学」
...私も心ばかり寄附する...
種田山頭火 「旅日記」
...皇室に依附することによってその家の存在を示そうとした形跡も...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...又た之れを討論に附するには...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...罪の赦しは責任を不問に附することである...
波多野精一 「時と永遠」
...即ち自分に一番よく似合ふ「ムーシユ」を撰んで是を貼附するのである...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...文学の標準に必ずしも科学的定義を附するに及ばず...
正岡子規 「人々に答ふ」
......
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...第一―四版のこれに該当する部分は第十章の末尾に附することとする...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それを馬の尻につき立てて気附するものでしょう...
室生犀星 「お小姓児太郎」
...版に附するに及んでさらに原画にある個性の角(かど)がとれ...
柳宗悦 「工藝の道」
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