...十万ポンドを王立協会に寄附する...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...諸説のいずれが正しいかはしばらく疑問に附するほかはない...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...従つて「野性の呼び声」も僕には等閑に附することは出来ない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...私も一旦農場を寄附する以上...
有島武郎 「私有農場から共産農団へ」
...决して之を等閑に附するを得ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...何か寄附する会があって...
高村光太郎 「回想録」
...敢(あ)えて不問に附するとしても...
太宰治 「母」
...あっても一切不問に附することにきめてあるから...
谷崎潤一郎 「鍵」
...それとも僕の探険旅行に百ルーブリ寄附するんだな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...池田駅高島駅等附近の農牧場所有者の姓氏を駅の名に附する先例により...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...千九百二年巴里において林忠正はそが所蔵の浮世絵並に古美術品を競売に附するに際し浩瀚(こうかん)なる写真版目録を出版せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...相当の理由があって等差を附するならば差支(さしつかえ)ない...
夏目漱石 「作物の批評」
...読んでしまうと船の図書館に寄附するのだと佐治さん自身から聞いた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...従来の例から推考すると別に懲戒に附するほどのことはあるまいと思う」というのである...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...俺は門脇の桜を学校へ寄附するんだ...
牧野信一 「サクラの花びら」
...ドイツの戦争に費(つか)うお金を寄附するために赤十字社の音楽会に日本を代表して出演して下さい...
三浦環 「お蝶夫人」
...版に附するに及んでさらに原画にある個性の角(かど)がとれ...
柳宗悦 「工藝の道」
...遂にピサロをしてインカを裁判に附することに同意せしむるに至った...
和辻哲郎 「鎖国」
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