...有るか無きかの髭を生やした...
石川啄木 「菊池君」
...有るか無きかの初夏の風が心地よく窓に入る...
石川啄木 「鳥影」
...有るか無きかの声して...
泉鏡花 「婦系図」
...有るか無きかのその匂が...
薄田泣菫 「独楽園」
...ちよつぴりとした有るか無きかの二つの黒い目...
薄田泣菫 「独楽園」
...そっと有るか無きかの刺戟を相手に与えるだけのことである...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...有るか無きかのものである...
寺田寅彦 「病室の花」
...ほとんど有るか無きかの朧(おぼ)ろな神前の燈明の光にかすけく...
中里介山 「大菩薩峠」
...有るか無きかの細(ほっそ)りした顔のなかを...
夏目漱石 「虞美人草」
...有るか無きかに思われた...
夏目漱石 「文鳥」
...有るか無きかのお團子つ鼻で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...根の根の細(こま)かな繊毛のその岐れの殆ど有るか無きかの毛の尖(さき)のイルミネエション...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...壁の中など有るか無きかの命のほど...
樋口一葉 「あきあはせ」
...何故(なぜ)か此の有るか無きかの影が...
三島霜川 「平民の娘」
...有るか無きかの収入を合せて...
森鴎外 「舞姫」
...有るか無きかの収入を合せて...
森鴎外 「舞姫」
...有るか無きかの收入を合せて...
森鴎外 「舞姫」
...いつか有るか無きかになってしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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