...そぼろなひとりの老婆(ろうば)を見かけた...
伊藤左千夫 「落穂」
...そぼろな、旅窶(たびやつ)れのした姿の旅人が、美しい錦の袋を大切さうに胸に下げてゐるので、胡麻の蠅が二人すぐ後に附いた...
薄田泣菫 「茶話」
...今でこそぼろ小屋の隅っこで...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...ふた葉のそぼろ親子...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ふた葉のそぼろ親子と汁...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...僕はふた葉のそぼろ丼ですませ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...第三十八 豚のそぼろ飯は豚のロース肉を糸切りにして塩でよく揉(も)んでザット湯煮(ゆで)て牛蒡(ごぼう)に木(き)クラゲに糸蒟蒻(いとごんにゃく)にその他時の野菜物の細かく刻んだものと一緒に醤油とお酒と少しの砂糖とで二時間ほど汁沢山に煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...あるいはそぼろ料理のような小さく切ったものは塩湯で湯煮て油で炒(い)りつけてそれから二時間も煮抜くのだ...
村井弦斎 「食道楽」
...そぼろのように叩いた鳥の肉と葱を煮込んだ汁が掛けてある...
山本周五郎 「風流太平記」
...そぼろ助広(すけひろ)の一刀をギラリと抜いて鞘(さや)を縁側へ残し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぼろ助広の切(き)っ尖(さき)に飛びまとって離れない――...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぼろ助広の刃(やいば)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぼろ助広の切(き)ッ尖(さき)でなぶってみたり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぼろ助広へ気合がかかれば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぼろ助広に手をかけて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぼろ助広の閃光であった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぼろ助広で一突きに抉(えぐ)るくらいはなんの造作もないこと...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そぼろ助広を抜いていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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