...決して諸君の爲では有るまい...
石川啄木 「所謂今度の事」
...一得、一失は有るが、要するに此の二つの外に無いね...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...且論語でさへも其の堯曰篇に有ることが今日の尚書には無く...
内藤湖南 「尚書稽疑」
...いくら探したって無いものは有るものか...
中里介山 「大菩薩峠」
...陣笠を被つて槍を持つた男が矢庭に私の胸倉を取て二階に客が有るに相違ない...
楢崎龍、川田雪山 「千里駒後日譚」
...お前に如才は有るまいけれどこの後(ご)とも原田さんの御機嫌の好いやうに...
樋口一葉 「十三夜」
...何も舅(しうと)姑(しうとめ)のやかましいが有るでは無し...
樋口一葉 「十三夜」
...其從類は石と成たと有る...
南方熊楠 「詛言に就て」
...上世の遺跡は今も古き窖の殘りたるが九州などには有ると云り...
南方熊楠 「人柱の話」
...何か有ると直ぐやって来る……親類だけでは無く...
三好十郎 「おりき」
...ムヤミやたらに豊富に有るものは「世相」と「肉体」と「ストオリイ」である...
三好十郎 「恐怖の季節」
...そのへんに小説家中野の重大な特質も有るようだし...
三好十郎 「恐怖の季節」
...膝が痛そうである)三好 ……帰るの? 電車賃は有るかね?佐田 歩きますから……(庭へ降りる)三好 だけど...
三好十郎 「好日」
...作家の理想は蓋し絶對の意味にても有るならむ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...有るよりは無いが好いのである...
森鴎外 「妄想」
...たくしたらなつけてだよツシヤコの石とかねとやにてだしひつかば(う)とのす世はちよわれこのツシヤコは磁石のことだろうという説も有るが...
柳田国男 「海上の道」
...「だだっ広くってなにがどこに有るかわからねえ」とか...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...有ることを知って...
吉川英治 「平の将門」
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