...危險視するの權利を有する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...從つてその藝術品は客觀的にも(翫賞する者にも)亦藝術品としての意義を有する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...汝の苦痛に依て心霊を有する世界人民十六億万人の苦痛を想い見よ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...悉く長い間の発達の歴史を有することは明である...
丘浅次郎 「固形の論理」
...十一 「や」「かな」は特別の働きを有する切字であります「けり」その他の切字も時によれば「や」「かな」に近い働きをすることがあります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...有意運動はたしかに思惟を原理として有するが...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...かりに固体で空気と同じ屈折率を有する物質があるとして...
寺田寅彦 「自由画稿」
...「プラグマティズム」は此弊處を衝いた者として大なる意味を有すると思ふ...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...財嚢問題のみ彼れ星氏の如きは即ち此問題の解釋者として一種の伎倆を有する英雄なり彼れなくむば自由黨は殆ど亡びむ彼れは自由黨の純代表者にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...弾力性の律動(リズム)を有する南欧のあでやかな抑揚が踊っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それ自身は歴史的価値を有するに至ったもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その弱点を有する人間に対する同情の念は自然起るべきはずであります...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...これを所有する個人によっては...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...流行は最大の適應力を有するといはれる人間に特徴的である...
三木清 「人生論ノート」
...一定の構造を有する社會の存在が人間に一定の影響を及ぼし...
三木清 「歴史哲學」
...かくて一切の現實的なものは矛盾に陷るべき運命を有する...
三木清 「歴史哲學」
...目的は與へられたものの意味を有する...
三木清 「歴史哲學」
...或る無限の深さを有する空虚に陥りたる場合……たとえば...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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