...他方ではまた星雲ガス中で最大速度を有する分子がこのガス団塊から逸出し...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...権利と結合せられたる責任の組織的成長に対するあらゆる先要条件を有すると同時に日々に一般の勢力を有せんとしつつある全ての宗教...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...その他の芸術の上にその特長を有する...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...このたびは武力を有するものが一番躍出(おどりだ)してこれを鎮定するということになって...
大隈重信 「日支親善策如何」
...熱と少くとも等しい程度の完全性を有するものによってでなければ...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...しばらく従来の先入観をおいて虚心に省察をめぐらすだけの閑暇を享有する読者であらば...
寺田寅彦 「科学と文学」
...後者の欠点の多少を有するとともにまた前者のほとんどすべての欠点を有し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...明以後は如何に強大なる權力を有する宰相でも...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...殊に今日で最も歴史上の疑問とせらるゝ銅鐸はやはり支那文化の傳來と重大なる關係を有するに違ひないが(此の事に就ては別に自分の意見を發表する機會あるべし)その分布の迹は近來に至つてます/\明瞭になつて來た...
内藤湖南 「日本上古の状態」
...しかも猶(なほ)未(いま)だ音律的なる活動の美を有する西洋市街の列に加はる事も出来ない...
永井荷風 「路地」
...人類は今や自ら獲得した原子力を所有することによって...
永井隆 「長崎の鐘」
...いかなる卑見(ひけん)も黄金(おうごん)の値(あたい)を有するにいたる...
新渡戸稲造 「自警録」
...昔から一貫した生命を有するのは...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...実に文章語の有する世界は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...すなはち過去による現在の流失と存在の喪失とを補ふべき任務を有する限りにおいて將來が未來となるに過ぎぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...法制關係を取除きての政治史の材料としては一種の傾向を有するよりして...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...新詩形を有する発句は和歌の冗漫なるに比してやや新なる者を生じたる事なきにあらねど...
正岡子規 「古池の句の弁」
...全くドイツ固有な言葉の意味を有するかの「ガイスト」(精神)の哲学が完成されるようになったのである...
三木清 「軽蔑された飜訳」
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