...去月の二十八日――(それから今日までにもう十日を經た...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...『花束の虫』とは一体何を意味する言葉だろう?……」それなり大月は思索に這入って了った...
大阪圭吉 「花束の虫」
...鶴見(つるみ)、花月園...
高浜虚子 「六百句」
...……・あてもなくさまよう笠に霜ふるらしい寝るところがみつからないふるさとの空・火が燃えてゐる生き物があつまつてくる□起きるより火を焚いて悪水にそうて下る(万田)磯に足跡つけてきて別れる耕す母の子は土をいぢつて遊ぶ明日の網をつくらうてゐる寒い風別れきてからたちの垣身すぎ世すぎの大地で踊る・夕べの食へない顔があつまつてくる・霜夜の寝床が見つからない十二月十六日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...澄みわたる月を観ることは忘れない...
種田山頭火 「行乞記」
...月よろし、おそくまで話し合つた、Yさんはやうやく睡つたが、私はたうとう睡れなかつた...
種田山頭火 「其中日記」
...(大正十二年六月...
寺田寅彦 「柿の種」
...この十二ヶ月分もの見出しのうちに色々の冒険談が見つかる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...十月×日「セント・アイヴス」も完成に近くなったが...
中島敦 「光と風と夢」
...二月十九日(水曜)七時半に起きると徳山の迎へで砧へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二月九日(水曜)十二時迄ねた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二月十五日(水曜)八時半に起きる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...住みこみで月給七円」と夕空に響いているのであった...
宮本百合子 「或る心持よい夕方」
...そして九月一日の地震の前にフナが多獲されたそうである(中村左衛門太郎...
武者金吉 「地震なまず」
...三十七年には保が五月十五日に神田三崎町(みさきちょう)一番地に移った...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そのお月様をみると...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...こうして予定から一箇月も遅れた昨年の十月の末の火曜日にレミヤはやっとの事で...
夢野久作 「霊感!」
...月下に斬つたものらしい...
横瀬夜雨 「天狗塚」
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