...この最悪の状態においてある土地をも元始(はじめ)の沃饒に返すことができます...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...最悪の状況下にある自分のからだを駆って...
海野十三 「三重宙返りの記」
...そのときマルモ探検隊が最悪の危機をむかえることは...
海野十三 「三十年後の世界」
...最悪の事態が襲来したのではなかろうか?)私は...
海野十三 「地球要塞」
...おそらくそれは人間の上に下る事の出来る最悪のものでもあろう?」するとクレーヴン探偵の唇が「一体それはどういう意味なんですか」と訊くために上下から寄り添った...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「作男・ゴーの名誉」
...それでもおおよその桁数(けたすう)としてはむしろ最悪の場合を示すものではないかと思われる...
寺田寅彦 「烏瓜の花と蛾」
...従って、最悪の場合にも、私は附添婦に顧み、或は強要して、毎夕、一リットルばかりの酒か、それと相当量のアルコール分を注入してもらえばよい...
外村繁 「落日の光景」
...人間の生活には最悪の条件が...
中谷宇吉郎 「鳥井さんのことなど」
...最悪の者であったといえるかどうかは問題である...
野上豊一郎 「パルテノン」
...而も最悪の場合を考えて見ましょうか...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...最悪の結果ね」「彼が前もって報らされるとして」ポワレが答えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...人間としての最悪の罪...
火野葦平 「花と龍」
...この世で最悪の犯罪者だぜ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...最悪の事態になったが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...最悪の方法に訴えることをあえてする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(ウェルギリウス)頭の中だけで消えてしまうような不徳は最悪の不徳ではない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...万策も効なき最悪の破局にいたるやも知れぬ...
吉川英治 「黒田如水」
...すでにそうした最悪の情勢になり終っているのかも知れぬ」そう思いつめると...
吉川英治 「黒田如水」
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