...それは最初から二週間もたった時分でしたが...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...しかし仕事の分量は最初から少しも増やさない...
大杉栄 「獄中記」
...最初からその仕事をしている者には幾分か遅れて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...最初からどうもおかしいなとは感じられたが...
高見順 「いやな感じ」
...これは決して最初から「欺す」のではありません...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...葉子は最初から小河内夫婦の存在に気づいていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...樹木の種子が最初から存して...
内藤湖南 「日本文化とは何ぞや(其一)」
...婆は最初から清岡が時ならぬ時分この近所を徘徊(はいかい)していたらしい様子といい...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...こんどは最初から巻の名をつけることにした...
中里介山 「生前身後の事」
...最初から終(しま)いまで一言(ひとこと)も立てないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...その位なら何も最初から...
中里介山 「大菩薩峠」
...最初から人などを殺す氣はないが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...最初から良い役付を狙うわけに行かない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最初から思ひきつた調子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私は最初から危虞(きぐ)の念をもっており...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...最初から失敗すると知っていたら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...最初から見抜かれていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...最初から怖れたことであり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
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