...生き死になど最初から問題ではない...
青野季吉 「百万人のそして唯一人の文学」
...めいめい最初から自分自身の理想ができて居(お)り...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...最初からしていくたの矛盾(むじゅん)が雑然として混在していたにかかわらず...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...従って最初から敵翼の包囲は困難で一度敵線を突破するを必要と考え...
石原莞爾 「戦争史大観」
...1 最初から方針を確立し一挙に迅速に決戦を求める...
石原莞爾 「戦争史大観」
...最初からわたしはお前さんの傍(そば)を遠ざかりたいと思っていたのだわ...
ストリンドベルヒ August Strindberg 森鴎外訳 「一人舞台」
...いや最初からお糸は長吉よりも強かった...
永井荷風 「すみだ川」
...最初から神妙に一行について来たが...
中里介山 「大菩薩峠」
...これは果して推察の通りで、道中筋から上方(かみがた)にかけて、最初から、道庵の西上を喜ばぬものがあり、お角の乗込みに鬼胎(きたい)を抱いている一味があったのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...健三の態度が最初から頗(すこぶ)る横着に見えた...
夏目漱石 「道草」
...――最初から無い小判が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――最初からない小判が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最初から坐るひまも無かった様です」「与之助は?」「それは変りもので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...最初から判定者の資格ある者が甚だ稀れなのである...
柳田国男 「雪国の春」
...最初から試し斬りの切柄かけた白鞘の新身(あらみ)の脇差を引付けて...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...無理な註文だという事は最初からわかり切っているだろう...
夢野久作 「焦点を合せる」
...最初から、勝つことも敗けることも考えていなかったに違いない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...最初から最後までに種々なる形をとる所の...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??