...最上川も見ぬ、山は南部富士の稱ある岩手山、津輕富士の稱ある岩木山、鳥海山、月山、いづれも奧羽第一流の名山也...
大町桂月 「十和田湖」
...最上川の御殿と稱する處を開鑿して瀦水を排し...
大町桂月 「遊羽雜感」
...余は翁の『五月雨を集めて早し最上川』の句を愛す...
大町桂月 「遊羽雜感」
...山形人士の舟遊に伴はれて最上川に遊びしに...
大町桂月 「遊羽雜感」
...五月雨を集めて早し最上川 芭蕉五月雨や色紙へぎたる壁の跡 同前者は梅雨の雨量と...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...塚原渋柿園は「最上川」を...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...みちのくというと、最上川だの、名取川だの、衣川(ころもがわ)だの、北上川(きたかみがわ)だのって、なつかしい川の名が多い...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...五月雨(さみだれ)は芭蕉にも五月雨の雲吹き落せ大井川 芭蕉五月雨をあつめて早し最上川(もがみがは)同のごとき雄壮なるものあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...最上川と佐渡の水蛇能(よ)く人を殺すといえば(『善庵随筆』)...
南方熊楠 「十二支考」
...また出羽最上川に薄黒くして扁(ひらた)き小蛇あり...
南方熊楠 「十二支考」
...最上川に沿うて西に進みますと庄内(しょうない)の中心に出ます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...それから最上川を伝うて清川からあい川の津...
柳田国男 「雪国の春」
...共に最上川に投じて情死を果した...
山本周五郎 「青べか日記」
...最上川の河口である...
横光利一 「夜の靴」
...動かぬ沼の水面はますます鮮かな静けさを増して来る夕暮どき――十一月――日余目から最上川に添って新庄まで行く...
横光利一 「夜の靴」
...夕食に最上川で獲れた鮭が出る...
横光利一 「夜の靴」
...最上川の水音より明らかに...
吉川英治 「剣の四君子」
...最上川の水に浸って...
吉川英治 「剣の四君子」
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