...むかし先生の書生時代...
井上円了 「おばけの正体」
...第七五項 読経の功徳余が書生時代...
井上円了 「おばけの正体」
...書生時代にお詣りした時とは変つて...
田山録弥 「大阪で」
...書生時代にも、毎月一つや二つは屹度(きつと)書くことにしてゐた...
田山録弥 「小説新論」
...わしなんぞは書生時代からこれで勉強したもんだ」「へえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...二人は書生時代に...
中里介山 「大菩薩峠」
...書生時代の古い回想から来たものであります...
夏目漱石 「行人」
...「書生時代よ」「書生時代から先生を知っていらっしゃったんですか」奥さんは急に薄赤い顔をした...
夏目漱石 「こころ」
...つまり貴方は書生時代よりも余計御父さんの厄介になってる訳でしょう...
夏目漱石 「それから」
...これはよほど前私がまだ書生時代の事で...
夏目漱石 「中味と形式」
...書生時代の外套を...
夏目漱石 「明暗」
...そして昔しの書生時代の友達と話すのが一番遠慮がなくっていい...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私どもの書生時代...
夏目漱石 「私の個人主義」
...ひどく窮乏してゐた書生時代から...
萩原朔太郎 「所得人 室生犀星」
...子供の頃はいうまでもなく書生時代になっても菓物は好きであったから...
正岡子規 「くだもの」
...書生時代の友人、同郷人、その様なものに金を借りに出かけるほど栄蔵も馬鹿ではなかった...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...我々の書生時代、涼を趁(お)うといっても、海はまだ羽田、大森でさえ開けない、上野や道灌山の森蔭へ行って寝ころぶくらい、さなくば近郊の滝めぐり、目黒の不動、角筈の十二社、王子名主の滝、少し離れて等々力(とどろき)の不動、高尾の琵琶(びわ)の滝、その頃は中央線も私設で八王子止り...
山本笑月 「明治世相百話」
...書生時代から交わりがあって今でも文通はしておるらしいようです」「それは適任だ」すぐ召し呼べとあって...
吉川英治 「三国志」
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