...上手にまかせて草書でさつと書きなぐるので...
薄田泣菫 「茶話」
...半切四枚書きなぐる...
種田山頭火 「其中日記」
...半切二三枚書きなぐる...
種田山頭火 「其中日記」
...酔ふて書きなぐる...
種田山頭火 「旅日記」
...望まれるまゝに半折数枚書きなぐる...
種田山頭火 「松山日記」
...雑画を書きなぐるよりも林檎(りんご)を盗んで日を送ったものだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この絵師の書きなぐる筆勢を...
中里介山 「大菩薩峠」
...いやはや――しかしこんなに書きなぐるのは表面で...
中里介山 「大菩薩峠」
...百六十四ペンで原稿紙へ書きなぐるように認(したた)められたその手紙は...
夏目漱石 「明暗」
...時にはやや粗雜に書きなぐるといふほどに筆が走りまはつてゐるのを忽ち感じるであらう...
南部修太郎 「氣質と文章」
...屏風などを書きなぐるなど全力を尽くすといへど幾度か自信を失はれたことであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...機嫌をそこねると出鱈目(でたらめ)な悪口を書きなぐるんです...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...彼女らはぐるぐると誰にも真似(まね)のできない花押(かきはん)を書きなぐる...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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