...おりから辻(つじ)を曲がった彼は...
芥川龍之介 「偸盗」
...曲がった火掻き棒を暖炉の中へ放り込み...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...ふたをあけて見ると腐ったような水の底に鉄釘(てつくぎ)の曲がったのや折れたのやそのほかいろいろの鉄くずがいっぱいはいっていて...
寺田寅彦 「自由画稿」
...あいつがこの家の方へ曲がったのを...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...腰の曲がった婆さんが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...曲がったやつといっても運悪く組み竹にさまたげられたのであって...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...仕方なしに大通を二つ三つ曲がった...
夏目漱石 「永日小品」
...急な角を曲がった瞬間...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...背中(せなか)も曲がったし...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...曲がった脚と細く切れ上がった眼をして...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...脚の曲がった男である...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...朴歯(ほおば)の曲がった下駄をゴロゴロ運んで来ながら...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...いちど曲がった辻へまた出て来たりすれば...
吉川英治 「平の将門」
...後ろからは、肉へ尾(つ)いてくる野良犬のように、「先へ廻れッ」「石をぶつけろっ」庄次郎はくるくる舞いして、垣の下を横へ添って勢いよく逃げて行ったが、曲がった途端に、蓮池(はすいけ)の中へ飛びこんでしまった...
吉川英治 「松のや露八」
...博労宿と鍛冶屋の四つ角を左へ曲がったのを見届けて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...折れたり曲がったりしたら...
吉川英治 「宮本武蔵」
...又八の曲がった狭い裏町を...
吉川英治 「宮本武蔵」
...かつて曲がったことがない...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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