...国家社会の曲がったものをまっすぐにし...
浅沼稲次郎 「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」
...せなかは二つに折れたように曲がった...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...あれを防ぐ目的で振動膜から発する音を長さ二十余尺あるいは四十余尺の幾度も折れ曲がった管の中を通過させて試験した人もある...
寺田寅彦 「蓄音機」
...足もとの壁に立っている蒸気暖房器の幾重にも折れ曲がった管の中をかすかにかすかにささやいて通る蒸気の音ばかりが快い暖まりを室内にみなぎらせる...
寺田寅彦 「病院の夜明けの物音」
...一日試みに二つのうつ向いたつぼみの上方にヘアピン形に折れ曲がった茎を紙撚(こよ)りのひもでそっと縛っておいた...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...塔の十二階は三四片に折れ曲がった折れ線になり...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...横町の角を曲がった...
徳田秋声 「仮装人物」
...ひん曲がった彼女の顔が目に映った瞬間である...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...全体としては結局曲がったものになってしまう...
永井隆 「この子を残して」
...曲がった背中に重い荷物をのせているので...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...老いたる蝦の精は曲がった腰を悟浄にさすらせ...
中島敦 「悟浄出世」
...そんな曲がった根性には...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...曲がった恨みをかけておいでになるのであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...その体は忽ち小さくなって、頭がぐたりと前に垂れて、両肩がすぼんで、背中が曲がった...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...いちど曲がった辻へまた出て来たりすれば...
吉川英治 「平の将門」
...永代橋まで来ると、子葉は俳友の雪中庵が、風邪で寝ているので、見舞に立ち寄ると云って――別れ際に、『数右衛門殿、ちょうど鉄砲洲への行き道故、御老人をお宅の側まで、送ってあげて下さらぬか』云い残して、川筋へ曲がった...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...ばくろ町の角を曲がった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...折れたり曲がったりしたら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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