...一連の散弾が瓶の角の曲がった外周に詰め込まれれていることが明らかになった...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...おりから辻(つじ)を曲がった彼は...
芥川龍之介 「偸盗」
...ぎょっと驚いて今さらのように大きく目を見張った君の前には平地から突然下方に折れ曲がった崖の縁(へり)が...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...細い曲がった一本の小枝...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...曲がった火掻き棒を暖炉の中へ放り込み...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...anchor はラチンの anchara でまたギリシアのアンキユラで「曲がった鈎(かぎ)」であり...
寺田寅彦 「言葉の不思議」
...郷里の門前を流れる川が城山のふもとで急に曲がったあたりの...
寺田寅彦 「試験管」
...両方に広く離れた眼、鋭い眼つき、曲がった鼻、厚い唇(くちびる)、ヴァン・ダイク風に先とがりに刈り込んだ金褐色(きんかっしょく)の髯(ひげ)、よく似合ってる早老の禿(は)げかかりの頭、舌ったるい言葉つき、優美な物腰、いつも揉(も)み手をしてる細い柔らかい手、をもっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼にそう言った男は腰の曲がった跛の老人で...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マリユスが曲がった角の方へ進んで行った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...腰の曲がった婆さんが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...老いたる蝦の精は曲がった腰を悟浄にさすらせ...
中島敦 「悟浄出世」
...絹の靴下を泥んこにしたうえ舞踏靴が捻じ曲がったような格好で帰って来たことがあったからだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...わたしが馬にしていつも乗った曲がったなしの木が...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...いくつか折(お)れ曲がった静(しず)かな通りを通って...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...曲がった格子模様の破風を持つ古い家々と...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その体は忽ち小さくなって、頭がぐたりと前に垂れて、両肩がすぼんで、背中が曲がった...
シュミットボン Willhelm Schmidt-Bonn 森鴎外訳 「鴉」
...「唐桟(とうざん)を持っていたのに……その事は何も云わなかったが」若いおかみさんの曲がった横丁へ...
吉川英治 「春の雁」
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