...山間曠野樹下空中(さんかんくわうやじゆかくうちゆう)...
芥川龍之介 「孤独地獄」
...曠野(こうや)にさ迷うその旅人こそは...
高神覚昇 「般若心経講義」
...百万の大軍がいま戦争さいちゅうの曠野...
太宰治 「地球図」
...こうやって観海寺の石段を登るのは随縁放曠(ずいえんほうこう)の方針である...
夏目漱石 「草枕」
...云う所の空知郡とは「曠原(こうげん)にて...
本庄陸男 「石狩川」
...曠野城の大将の恒例として...
南方熊楠 「十二支考」
...今シベリアを寂しい曠野と誰が云うことが出来よう...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...まだ雪が真白にのこっている早春の曠野で...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...溢れるような曠野の血が一方に流れて居り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...曠野で聲を張り上げた後のやうな爽快さを覺えた...
吉川英治 「折々の記」
...曠野の闇をあまねく揺るがした...
吉川英治 「三国志」
...長江の支流は百腸(ちょう)のように曠野(こうや)を縦横にうねり...
吉川英治 「三国志」
...やがて蕭条(しょうじょう)たる曠野の中の野陣へ帰ってきて...
吉川英治 「三国志」
...曠野を一眸(ぼう)に見た...
吉川英治 「三国志」
...曠(はれ)の合戦...
吉川英治 「新書太閤記」
...曠野の空の燻(いぶ)ること七日七夜に及んだという...
吉川英治 「平の将門」
...こんな曠野(こうや)の一ツ家に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...曠茫(こうぼう)とした荒野にとりかこまれていた...
蘭郁二郎 「自殺」
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