...寧ろ前人を曠(むなし)うした...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...涯もない曠野、海に起伏(おきふ)す波に似て、見ゆる限りの青草の中に、幅二尺許りの、唯一條(ひとすぢ)の細道が眞直に走つてゐる...
石川啄木 「散文詩」
...漫(そぞ)ろにまだ見ぬ露西亜の曠野を偲ばしめる...
石川啄木 「雪中行」
...しかれども春色靄然(あいぜん)たる平原曠野に出ずるときにおいてはもし何物がもっとも不必要なるいな厄介者なるかと問わば必ずこの綿衣ならざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...思い出の届くかぎり遠くに――時の遠い曠野(こうや)の中に...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そこには甘蠅(かんよう)老師とて古今を曠しうする斯道の大家がをられる筈...
中島敦 「名人傳」
...シベリアの曠野を埋め...
中谷宇吉郎 「雪三題」
...彼らは驀地に進み了して曠如(こうじょ)と吾家(わがや)に帰り来りたる英霊漢である...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...山のむこうにはまた空漠たる曠原が待ちうけているのだろう...
久生十蘭 「新西遊記」
...曠野の淋しい谷間から現れて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...お前はゆうべも職を曠(むなしゅ)うしなかった...
堀辰雄 「美しい村」
...彼既に曠野の夜叉に食われた上は...
南方熊楠 「十二支考」
...ゴオドはたゞ獨りブルバラネクの曠野の上を...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...曠野(こうや)の黍(きび)の中から...
吉川英治 「三国志」
...二曠野に陽(ひ)も落ちて...
吉川英治 「三国志」
...法螺(ほら)の音(ね)が曠野(こうや)をわたる...
吉川英治 「新書太閤記」
...曠野(こうや)は...
吉川英治 「平の将門」
...曠野の道でいやなものは...
吉川英治 「平の将門」
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