...曝書(ばくしょ)風強し赤本(あかほん)飛んで金平(きんぴら)怒る書函(しょかん)序あり天地玄黄(げんこう)と曝(さら)しけり明治四十一年八月五日 日盛会...
高浜虚子 「五百句」
...正に曝書(ばくしょ)すべし...
永井荷風 「一夕」
...築地に在る事一年半ばかり、更に今住む麻布の家に移ってからも、曝書の折々、わたしは日頃繙く事を忘れていた書冊の間から旧廬(きゅうろ)の落葉を発見して、覚えず愁然とする事がある...
永井荷風 「写況雑記」
...陋屋曝書の余地なければ屋上の物干台に曝す...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...曝書の旁為永春水が港の花を読む...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...曝書(ばくしょ)は久しく高閣に束ねた書物を眺めやって...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...丁度曝書の時節になつてゐたので...
永井荷風 「来訪者」
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