...さうして其の發見によつて却て益自分自身の生活に不合理と矛盾とを深くして行く心――さういふ心を持たぬ人に對する羨みの感は私のよく經驗する所のものであつた...
石川啄木 「歌のいろ/\」
...これを受け取っている家はコレラ減少の全部の利益を享受し...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...この点益々顕著になる...
戸坂潤 「科学論」
...益々その我執が甚しくなり...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...「無益の殺生は致さん...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...この妙な思い出は益々濃厚に精細に...
葉山嘉樹 「淫賣婦」
...快楽や利己的利益を追求したありとあらゆる恥知らずな行為が...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...チャールズ卿は大収益が得られるし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...こうすることで有益な情報が得られる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...と同時に親方の授(さず)けてくれた課業(かぎょう)以上(いじょう)に有益(ゆうえき)な長い旅行をした...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...一般の健康状態にいろいろと不利益な故障が起こるかもしれませんので...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...『勿憚改』は延宝元年(一六七三)村瀬義益の作であるが...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...先輩の意見を聞くことが有益であるのは何よりもこの点についてである...
三木清 「如何に読書すべきか」
...片方は差し出されたそのものを見て益...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それがのろいときは益々いやである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...益山郁之助、上原十馬、三次軍兵衛の三人は役を解かれ、事務係りで七名の者が部署を替えられた...
山本周五郎 「いさましい話」
...仕事は益々繁昌するばかりであったのに...
夢野久作 「若返り薬」
...私は幾多の無益な闘争をこれからしつづけねばならぬことだろう...
横光利一 「欧洲紀行」
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