...得て無益(やくざ)な事ばかり書きたがる歴史家は...
薄田泣菫 「茶話」
...今それで純益が四万あがった...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...スミス氏に至りてはかの平和なるものは自家の利益を犠牲としたるの平和にあらず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...国民主義と国際主義との一致の道によって個人的にも国家的にも益々日本を本当のよい国に生長発展せしめるために命懸けで努力する生きた精神である」というのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...我れより解散を求むるの愚を為す可からず是れ民党の不利益なりと則ち伯が伊藤侯の謀士として自由党と提携せしめたるも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...益々慷慨の詩を作った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...坐れ、益満...
直木三十五 「南国太平記」
...武士の道じゃ」「益満の戻りが...
直木三十五 「南国太平記」
...どうも益々變ですよ」八五郎のキナ臭い顏が飛込んだのはまだ朝のうちでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...益田川の清流に臨みし細き街道...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...あんな奴生きてない方がずっと有益さ...
原民喜 「背後」
...この様な仕向けが白川の処世の上に不利益であり...
平出修 「瘢痕」
...自(おのず)から御国益(ごこくえき)にする積りだと云(い)う...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...歴史に対する疎隔は益々顕はになつたやうである...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...機は教法化益を施すに便宜あるものの意...
三木清 「親鸞」
...かれにとっては益益(ますます)おかしな疑いをもたすのである...
室生犀星 「幻影の都市」
...桑名(くわな)の滝川一益(たきがわかずます)を攻めたてていたので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...主君のためには無益な死であり...
吉川英治 「新書太閤記」
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