...益著しくなつて來てゐるやうだ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...御利益(ごりやく)で...
泉鏡太郎 「麻を刈る」
...ヤソ教者が神は無用無益のものを作らずと喋々するもの...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...天才をして益々光り輝かしめ愚才をして死滅せしむるものは...
豊島与志雄 「月評をして」
...利益か不利益かは未決の問題である...
夏目漱石 「三四郎」
...およそ人間世界において損益苦楽は常に相(あい)伴(ともの)うの約束にして...
福沢諭吉 「日本男子論」
...三益はもう要らない位の話をしたら...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...姉に取って不利益になる事は...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...その爲めには是が非でも母親側につく方が利益だと考へたのは勿論である...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...どんな知識も有益です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...益益物憂い低められた感情をありありと見るような気がした...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...定則だけの金を馬糧屋に払っているのだから虎吉が随分利益を見ているということを...
森鴎外 「鶏」
...わたしは我々が万物からえている利益を否定しない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さればとてまた利益社会のような...
矢部貞治 「政治学入門」
...それは滝川一益(かずます)などが大事を取って申した説で...
吉川英治 「新書太閤記」
...城へ帰った一益の口から親しく説明されるまでは...
吉川英治 「新書太閤記」
...おれは貴公を思い止まらせに追って来たのだ」「無益だ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...横浜在住の吉益という吉益東洞派の漢方医とさきに書いたが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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