...益(ますます)昂進(こうしん)する傾があるからでございます...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...徹頭徹尾推理の力で推していくところに興味と實益があるのであつて...
佐野昌一 「虫喰ひ算大會」
...それよりはいかに最もよく横に匍うべきかを研究したほうが利益が多い...
丘浅次郎 「人道の正体」
...大仕掛の下宿屋は小規模の下宿屋に比して利益が多い...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...窕子は益々そつちへと引かれて行くやうな氣がした...
田山花袋 「道綱の母」
...益々恒常なものとなる...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...若くは無益なりとも信ぜざるがゆゑに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ヘヒトがそれらの作品によって得た実際の利益に従って...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私には学校の講義よりも先生の談話の方が有益なのであった...
夏目漱石 「こころ」
...結び目は益々固く締るわけです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三益が遊びに来て通り抜けに出た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...中村メイコ今日より稽古に入る、三益又遅刻する、どうも始末が悪い...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...益々結構と喜びます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...社会の下層階級は必然的に二つの不利益を受けることになる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...一益(かずます)、てきぱきと、かねての計を行え」織田信忠は、滝川一益に、こう命じた...
吉川英治 「黒田如水」
...ひとり滝川一益が...
吉川英治 「新書太閤記」
...何の益にもなりますまい...
吉川英治 「平の将門」
...特殊の利益を享受するであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索