...さういふいたづらでもして見る位の図々しい男は益々図に乗る位のものです...
伊藤野枝 「内気な娘とお転婆娘」
...益々いやなことを云い出すのだ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...益のないことと考へたのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...実際有益でもあつたやうに思はれる...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...友益は多きに居(お)る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...労働者の手から益々遠ざけられて行かざるを得ない(余剰価値説なくして...
戸坂潤 「科学論」
...益々結合の妨害を助長することでしかない...
戸坂潤 「社大党はファッショ化したか?」
...爾来閣下と益々情意の疏通を欠くに至れりと...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...米友のいることを不利益と考えた場合や...
中里介山 「大菩薩峠」
...想像による情景描冩は益々生彩を加へて來る...
中島敦 「狐憑」
...大村益次郎(おおむらますじろう)...
中谷宇吉郎 「淡窓先生の教育」
...前よりは益(ますます)丸まっちくなっていた...
夏目漱石 「道草」
...これは益々たまらん」笑の大爆発に...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...「無益なのは自分だけで手出しをすることです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...文学理論の領域に於て同等の市民権を要求しても無益である...
平林初之輔 「文学の本質について(一)」
...姉に取って不利益になる事は...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...貝原益軒の『大和本草』によれば...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...交通は益々発達して海運も進み...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
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