...しかしそこにも儕輩(さいはい)の嫉妬や彼の利益を失うまいとする彼自身の焦燥の念は絶えず彼を苦しめていた...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...私はかかる生活を無益だというのではない...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...かつその自由活動を容易かつ可能ならしむるため無益の混乱を避けるため必要最少限の制限を与うる事である...
石原莞爾 「戦争史大観」
...潮の如くに押寄せると民論は益々政府に肉迫し...
内田魯庵 「四十年前」
...益よく/\の事也...
大町桂月 「三里塚の櫻」
...これなども菓子の小売店としての将来性にめざめないで一時の利益に眩惑していたからだと思う...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...われに益する云々てう句に填(は)め込んでいってみても...
太宰治 「もの思う葦」
...盜賊同樣なることをして得る所の金を利益と名付ける事が出來まするか...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...自分は益々興を感じて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...貝塚に於ける穿鑿(せんさく)が食物原料調査(しよくもつげんれうてうさ)に益有る事...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...益々いいのである...
豊島与志雄 「ヒューメーンということに就て」
...今後益々研究せねばなりませんが...
豐田喜一郎 「トヨタ電氣自動車試作」
...年数の上から云っても利益であったが...
「私の経過した学生時代」
...三益は八月の旅も休まして呉れと言ひ出した...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三益と二人のところ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...文化的の意義を以て益(ますます)流行する事請合いである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...貨物の一般的高価は国家にとって何らの不利益でもないが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...彼れの資本をかくの如く使用するのが自分の利益となるに至るまでは...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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