...亜米利加(アメリカ)人の観光客みたいに曖昧に感心しておいて...
谷譲次 「踊る地平線」
...曖昧に証明したものに他ならぬ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...元来所謂「統制」という観念程曖昧に理解され巧みに利用されているものはない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...曖昧に終っていますのは...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...出先を曖昧にしながら...
豊島与志雄 「理想の女」
...余は身体が惡いのかと聞いたら娘はいゝえと只一言曖昧にいつた...
長塚節 「旅の日記」
...職業が斯(か)う云ふ不規則な性質だから、仕方がないさ」と、半ば自分を弁護するためらしく、曖昧に云つた...
夏目漱石 「それから」
...」由三は曖昧に微笑してゐたが...
原民喜 「馬頭観世音」
...なんとなく乙女の姿は暗く曖昧になり...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...曖昧にうなずいてみせた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...答弁は曖昧にならざるを得なかった...
久生十蘭 「金狼」
...ノルウェイにおいてはこの問題はこういう風に曖昧にされない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...怒の意味が曖昧になった今日においては...
三木清 「人生論ノート」
...二人の娘たちに対して、受け身に、曖昧に、謂わばイレーネに見つけられたという工合でのモメントにおいて、自分の恋愛や結婚を語らないでも、もっと本当の愛情からの娘たちへわからせてゆく知慧の働きはあったと思う...
宮本百合子 「雨の昼」
...」「うふ……」茂平は曖昧に笑つて岸をはなれた...
室生犀星 「命」
...アリストテレスはどこかで曖昧に言うことを自慢しているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...曖昧に笑いながら...
矢田津世子 「凍雲」
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