...一大紅暾その幕中より躍出す...
大町桂月 「妙義山の五日」
...玲瓏(れいろう)として透徹(すきとをれ)るが暾(あさひ)の暉(かゞやき)たるはものに比(たぐ)ふべきなしと...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...例の港を俯瞰(みおろ)す部屋で麗(うらら)かな朝暾(あさひ)を浴びながらモネス探偵と向い合っていた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...南半球七月初旬の麗(うら)らかな朝暾(あさひ)を受けて微笑みつつ穏やかに美しく楽しげに...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...眩(まぶ)しい朝暾(あさひ)が当ってくると...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...遠くの愛宕(あたご)から西山の一帯は朝暾(あさひ)を浴びて淡い藍色(あいいろ)に染めなされている...
近松秋江 「黒髪」
...その夢から覚めて見る窓外の紅葉黄葉の疎林と美しく昇る朝暾とは...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...もう黄色い朝暾(あさひ)を脊(せ)に浴びた末弟の虎吉が...
徳永直 「冬枯れ」
...何という図太さだ! 何という「働く者」の図太さだ黄色い朝暾(あさひ)のなかに音をたてて崩れてゆく足許(あしもと)の霜柱(しもばしら)をみつめながら...
徳永直 「冬枯れ」
...冬の朝暾(あさひ)を映して...
徳永直 「眼」
...想(おも)ひ見る淬刃暁暾(さいじんげうとん)を候(うかが)ふ...
中里介山 「大菩薩峠」
...早映紅暾欝々明...
夏目漱石 「思い出す事など」
...満城晴雪映朝暾...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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