...「血痰の色は、明るい赤色から暗赤色、茶色までさまざまです...
...最後には既に消えかかっていると考えられる暗赤色のものに終るという等級を作ったのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...これは暗赤色の大きないぐちだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...どっしりと床まで垂れた暗赤色の天鵞絨(ビロード)のカーテンの奥へ綣村と二人で入って行きました...
久生十蘭 「ハムレット」
...右眼の上が暗赤色粗(そぞう)面を呈しているだけだったので...
久生十蘭 「魔都」
...雌花穂は小形で分枝せる梗端に着き暗赤色を呈している...
牧野富太郎 「植物記」
...そして花穂(かすい)の苞(ほう)が暗赤色(あんせきしょく)であるから...
牧野富太郎 「植物知識」
...大酒(たいしゆ)をしたやうに暗赤色(あんせきしよく)になつて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...女は毎目手づから暗赤色(あんせきしよく)の薬汁(やくじふ)を...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...中に葬具店にある暗赤色の棺の何んと馬鹿に大きくして...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
便利!手書き漢字入力検索