...乞食の子に石を投げるは冷酷なる惡戲小僧の強がりである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...そこでもう一つ石を投げると...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「それじゃ、これからお話しますがね、すこしへんな話ですよ、アインスタインだの、なんだのと云う今の世の中に、ちょっと変った話ですからね」「まあ、まあ話してください」「では話しますが、ね、私の生れた処は申しますまい、私は支那におれば、支那の詞(ことば)を遣(つか)います、ジャワにおれば、ジャワの詞をつかいます、私がどこの者であるかは、あなたの推測にまかせますが、私の家はその土地でも有数な富豪(かねもち)で、父には七人の妾(めかけ)があったのです、私は他の兄弟もない独(ひと)り児(ご)のことでしたから、非常に父からも母からも可愛がられていたのです、教育もフランス人とイタリヤ人の二人の教師を家へ呼んで、それからひととおりのことを教わったのですが、私には、みょうに奇(き)を好む性癖がありまして、今でしたら飛行機にも乗ったでしょう、珍らしい遊戯とか、興業物(こうぎょうもの)とかがあると、金にあかしてそれを教わったものです、その結果、私は印度(インド)から来た女奇術師の一座を暫(しば)らく別荘へ置いて、それからいろいろな奇術を教わったのです、石を投げると、それが鳩(はと)になって飛んだり、ステッキを地べたへ置くと、それが蛇になって這(は)ったり、帽子の中から犬を出したり、皆、ちゃんと仕掛けがあって、教わってみればつまらないものですが、見ている者が感心するので、それがばかに面白くって、時どき裏庭へ隣の人や朋友(ともだち)を入れて、それに見せてやったのです、そうです、ね、そのとき、私は十七でしたよ、お話の眼目(がんもく)はこれからですが、どうか、さあ、私にかまわずに、あなたは飲んでください」洋服の男はそう云って思いだしたように双手(りょうて)を兜衣(かくし)に入れた...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...ちょいと石を投げる心もちでこの「やあ! 一人かね?」をやる次第で...
谷譲次 「踊る地平線」
...「こいつは石を投げるんでも左なんだよ」ともう一人の子が口を入れた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いきなり娘達の方へ石を投げる...
外村繁 「澪標」
...石を投げる男達の目的は...
外村繁 「澪標」
...ちょっと石を投げる...
外村繁 「夢幻泡影」
...石を投げる者までありました...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...木蓋のうえで葱(ねぎ)をきって一つ一つ石を投げるように投げ込む...
中勘助 「島守」
...誰だい石を投げるのは」谷底から子供の声...
中里介山 「大菩薩峠」
...硫氣を噴出してゐる氣孔の上へ石を投げると...
林芙美子 「摩周湖紀行」
...石を投げるものもいましたが...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ましてや闇に乗じて門に石を投げるとは! 先方に無礼があるならば...
牧野信一 「貧しき日録」
...石を投げるように降(ふ)って来た...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
......
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...石を投げるよりも正月に餅をこうして投げる方が...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...小石を投げると、空から、小鳥が落ちた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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