...まっ暗な暗やみのほかは...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「お墓の中の坊や」
...附近はたちまち停電の真暗やみになった...
海野十三 「蠅男」
...暗やみの地下室は...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...暗やみの中でシクシク泣いております...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...まるで風のように、暗やみの中を、門の外へとびさってしまいました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...地底の暗やみの中で...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...暗やみの動揺が続いて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...地上の探照燈は、軽気球とともに高度を高めながら、暗やみの空に、大きな白いしまをえがいています...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...倉庫の暗やみでのねずみのクローズアップや天井から下がった繩(なわ)にうっかり首を引っかけて驚いたりするのも...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...俳句をはじめるまではさっぱり気づかずにいた自然界の美しさがいったん俳句に入門するとまるで暗やみから一度に飛び出してでも来たかのように眼前に展開される...
寺田寅彦 「俳句の精神」
...人々は何人たるを問わない無名の死骨の間に暗やみのうちにファンティーヌを横たえた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...親切なお爺(じい)さんがりっぱな贈物を持ってきてくれるのを暗やみのうちに待つという...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ときどき、暗やみの中で、何やら叫んでいる者がいた...
堀辰雄 「幼年時代」
...それから彼はその暗やみの中に一人きりに取殘されながら...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...その静かな暗やみで」ムルタは耳を立てて聞いたが...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「精」
...暗澹(あんたん)たる暴風が暗やみの洞窟内に渦を巻いて起ったのです...
吉川英治 「江戸三国志」
...いつかの晩、鼻寺の暗やみで、女房になれと、あなたに言われた時は、ただ怖い一心でしたが、後(あと)になってみると、ほんとに自分の生涯を託すお方は、あなたよりほかにない事が分りました」「そうだろう、お前は切支丹(きりしたん)屋敷を脱出した、ころびばてれんの娘だ...
吉川英治 「江戸三国志」
...眼のなかはまっ暗やみになり...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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