...炎天の長途を歩いて来たわれわれ子供たちのために暑気払いの清涼剤を振舞ってくれたのである...
寺田寅彦 「さまよえるユダヤ人の手記より」
...二階の小座敷で暑気払いのなおしをチビリチビリと傾けていた...
正岡容 「小説 圓朝」
...暑気払いに大変いいんです...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...暑気払いに焼酎(しょうちゅう)を飲む人がありますが焼酎は強い刺撃性であるからかえって暑さを増しそうなものですけれども適度に飲めばその刺撃で皮膚の血液を内部へ呼び戻すので人が涼しさを感じます...
村井弦斎 「食道楽」
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