...暇乞ひをして先きへ出た...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...「今度こそいよ/\お暇乞だな...
薄田泣菫 「茶話」
...……暮れてお暇乞する...
種田山頭火 「其中日記」
...三時、お暇乞して、ぶら/\戸畑へ向ふ、途中、雲平居を訪ねる、夕飯をよばれる、雲平君の厚誼に感謝する...
種田山頭火 「其中日記」
...あまり品行方正だつたからか、たうとうからだをいためたらしい!朝、お暇乞する...
種田山頭火 「其中日記」
...「なぜ?……暇乞いならモウこれですんでいるじゃないか?」「モウちッとおいでなさいよ」...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...二十年の学校生活に暇乞(いとまごい)をしてから以来...
寺田寅彦 「変った話」
...姑(しゅうとめ)が皆に暇乞(いとまご)いして帰ってしまってからは...
徳田秋声 「足迹」
...それを和尚に献じてはや出立の暇乞(いとまご)い...
中里介山 「大菩薩峠」
...出立の数日前(ぜん)暇乞(いとまごい)に来られた時である...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...その時まで姉に暇乞いをしようと思って廊下に残って居た妹の雪子と隣室を借りている女優の篠井智恵子が...
野村胡堂 「踊る美人像」
...お國はしなを作つて暇乞(いとまご)ひをし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨夜山村さんは家へ暇乞ひに来たのよ...
牧野信一 「妄想患者」
...お暇乞(いとまご)ひを申しますと...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...「あれは人の末期に暇乞をしに...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...次にバルビさんに暇乞をした...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...愛する者どもに暇乞いをするのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...四お通はまた、但馬守宗矩(たじまのかみむねのり)の部屋へ行って、自分の心もちを述べ、長い月日の恩を謝して、暇乞いをすると、「おお、行ってくれるか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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