...暇乞(いとまごひ)して出でんとせしとき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...それでも留めるのを漸くに暇乞して出た...
石川啄木 「鳥影」
...本家や親類に暇乞いを済まして...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...私どもに暇乞ひのつもりですよ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...これは形式張った暇乞(いとまご)いとは違って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それでも快くお君の暇乞いを承知しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...急に主膳にお暇乞いをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...お松はそのつもりで御老女に暇乞(いとまご)いをすると...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこそこにお暇乞いをしてお雪は帰りますと...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなた方にお暇乞いもせず...
中里介山 「大菩薩峠」
...またどんな仇(あだ)をされるかも解りませんから」「それは大丈夫でございます」平次はそこそこに暇乞(いとまご)いをすると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...誰一人に向つて暇乞を述べるでも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...私共はその原書を撫(なで)くり廻(まわ)し誠に親に暇乞(いとまごい)をするように別(わかれ)を惜(おし)んで還(かえ)したことがございました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ほとんど暇乞いもしないで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...ただお暇乞(いとまごい)を致そうと存じまして...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森鴎外訳 「家常茶飯」
...愛する者どもに暇乞いをするのは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そして暇乞ひをした...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...都上(みやこのぼ)りとなったための暇乞(いとまご)いで...
吉川英治 「私本太平記」
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