...どうせ暇つぶしにやる議論だから勝っても負けても...
芥川龍之介 「田端日記」
...暇つぶしを以て目(もく)さるべき悠長な性質のものではない...
芥川龍之介 「毛利先生」
...思えばこの暇つぶしと云い生活のためと云う...
芥川龍之介 「毛利先生」
...仕様事なしの暇つぶしに...
石川啄木 「漂泊」
...だがその日は退屈でもあったので、暇つぶしに、ベラン氏対リーマン博士の押問答を見物するも一興だと思い、ベラン氏の引立てるままに、倶楽部を出ていった...
海野十三 「宇宙尖兵」
...それから、暇つぶしに、あの脊の高い書架の長城の城壁の前をぶらぶら歩いているうちに、「随筆」と札のかかった区劃の前に出た...
寺田寅彦 「柿の種」
...哲学的反省などは邪道であるか暇つぶしであるか又は単なる趣味でしかないかも知れぬ...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...いい暇つぶしじゃった」また...
永井隆 「この子を残して」
...こんなイカサマ売卜(うらない)を聞いているは暇つぶし...
中里介山 「大菩薩峠」
...百万法(フラン)を勝つのはわずか半日の暇つぶしですむのだ……どうだ無限の富を握るといったわけがわかったろう...
久生十蘭 「黒い手帳」
...二人の船員がトランプで暇つぶしをしていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...暇つぶしに車台の数を数えて...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...無作法な・恥ずかしい・不正な・暇つぶしであるが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...読者はやっぱりそうした暇つぶしをすることだろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その暇つぶしにやっていたものだと思うが...
山本周五郎 「青べか物語」
...おもわぬ暇つぶしを取りもどすべく急ぐように...
吉川英治 「大岡越前」
...思わぬ暇つぶしと...
吉川英治 「宮本武蔵」
...現代の家庭ではそんな丹念な暇つぶしをしている家は見かけないが...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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