...(三)の一暁方からの雨は午(ひる)少し過ぎに霽(あが)つた...
石川啄木 「鳥影」
...杉は暁方の心あがりに...
薄田泣菫 「森の声」
...暁方からは配達、近所は籠に入れ自転車で、遠方は大八車でまわりました...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...四暁方に目覚めて...
田山録弥 「島の唄」
...それでも暁方(あけがた)になると神経が鎮(しず)まって...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうかしたら暁方(あけがた)ではあるまいかと思われるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いつだい」「昨夜(ゆうべ)――と言っても暁方(あけがた)だったそうで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その後は暁方(あけがた)まで私が見張ることになっておりましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...油屋の佐吉は暁方まで碁を打って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「宵から暁方まで三番打ったそうですよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...暁方(あけがた)小用に起きて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夜中と暁方(あけがた)に通ったものは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――幾太郎が本当に暁方来たのなら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その夜も暁方、悪漢の巣窟を包囲した警官隊は、居合せた悪漢十数名を一人残らずしばり上げて、奥の座敷牢のような場所に、三ヶ月近く押込められていた、よし子の父松沢彦次郎を無事に救い出しました...
野村胡堂 「眠り人形」
...交(かわ)る交(がわ)る番人を置きましたが夜中から暁方(あけがた)かけて...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...そして暁方までに必ず嘔吐(おうと)する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...夜の暁方(あけがた)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...暁方(あけがた)が近いらしい...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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