...暁方に眼を醒ますと...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...そうしたあんばいでもじもじする中に暁方近くなる...
有島武郎 「かんかん虫」
...(三)の一暁方からの雨は午(ひる)少し過ぎに霽(あが)つた...
石川啄木 「鳥影」
...今暁方(けさがた)...
海野十三 「電気看板の神経」
...暁方(あけがた)に広樹は重さうな頭をもち上げて竹田を見た...
薄田泣菫 「茶話」
...来往の者も稀疎にして追々暁方に及べる時...
太宰治 「津軽」
...明くる日の暁方(あけがた)...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...暁方(あけがた)まで悶々(もんもん)するのだが...
徳永直 「冬枯れ」
...暁方雨ふりしと覚しく...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...その日も何心(なにごころ)なく一皿の中(うち)少しばかり食べしがやがて二日目の暁方(あけがた)突然腸(はらわた)搾(しぼ)らるるが如き痛(いたみ)に目ざむるや...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...自分の家で暁方まで働いていたというのは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...暁方(あけがた)小用に起きて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昨夜は疳(かん)が昂(たか)ぶって暁方(あけがた)までまんじりともしなかったんですもの」そういえば...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...暁方(あけがた)に髪を結ってお風呂にはいる...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...冬の寒い暁方(あけがた)でした...
水上滝太郎 「遺産」
...暁方(あけがた)になってから...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...癪にさわって暁方にジアールを二粒位飲んでやるんです...
「一本の花」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
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