...晴々しい面色(おももち)で...
泉鏡花 「婦系図」
...何か教育上の大発見でもしたやうな晴々しい顔をした...
薄田泣菫 「茶話」
...寧(いつ)そ地獄へでも墜(お)ちたら定めし晴々するに相違なからうと思はれる程だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...そうすれば己も晴々(せいせい)する...
徳田秋声 「新世帯」
...少しの翳(かざ)しも止(とど)めない晴々しい麗しさであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...そのくせ晴々と樂しげな眸でヴェリチャーニノフを眺めた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...彼女の顔には晴々とした冷かさがあった...
豊島与志雄 「子を奪う」
...晴々(はればれ)した美しい面になると...
中里介山 「大菩薩峠」
...晴々(はればれ)しい心持のする眸(ひとみ)を有(も)っていた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...晴々(せいせい)した顔つきで...
夏目漱石 「明暗」
...一家のものは明るい室に晴々(はればれ)した顔を揃(そろ)えた...
夏目漱石 「明暗」
...始めて晴々としました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すっかり晴々として...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...この数時間の間にも晴々とならなかった...
水野葉舟 「帰途」
...その間顔は始終晴々としている...
森鴎外 「あそび」
...実はお前の晴々しているのを見るのは...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...別人のように晴々と...
吉川英治 「茶漬三略」
...晴々とした女の高笑いが聞こえた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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