...普通人以上の知識を持っていたのであるが...
海野十三 「断層顔」
...こんなふうに非凡の自身と普通人との相違を忘れては人を使用することは出来ません...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...普通人に理解もできぬので...
田中英光 「さようなら」
...たしかに普通人の標準に比し一人前以上の仕事する人である...
新渡戸稲造 「自警録」
...それは又普通人のためにあるのだ...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...芸術家と普通人との二元性というテエマを...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...結婚をさせるのであったら普通人の忠実な良人(おっと)を宮のために選ぶべきだったとお言いになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...王たちは普通人より損な境遇にある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これを素朴で普通人の思想よりずっとうしろに・ずっと低いところに・位するものと信ずるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その云い方は普通人の所謂挨拶らしい感じが爪の垢ほどもなかった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...普通人のチョッと想像の及ばないところでしょう...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...普通人が見る、普通の夢でさえも、今日までその正体が判然(わか)っておりませぬのに、況(ま)して今から二十年も昔に遡(さかのぼ)った……貴方がお生れになるか、ならない頃に、学術研究の論文として斯様な標題が選まれたのですからね...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...しかしその当の本人は普通人とチットモ変らない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...肩で風を切って白昼の大道を濶歩するのが所謂普通人……もしくは文化人に外ならないのだ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...さもなくとも普通人でも冷静な気持でこれに対するか...
夢野久作 「鼻の表現」
...普通人以上に巧妙な智慧を使って...
夢野久作 「一足お先に」
...かえって普通人以上...
吉川英治 「三国志」
...普通人の出来ない芸当で...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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