...さうして実に普通人の有つてゐる凡ての物を有つてゐるところの人でなければならぬ...
石川啄木 「弓町より」
...肥馬に跨(またが)る貴公子を以て普通人間と思うなかれ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...それは普通人の見方というものであって...
海野十三 「地軸作戦」
...特に知力にいたっては普通人との相違が実にはなはだしい...
丘浅次郎 「脳髄の進化」
...その標準を普通人におくべきであると思います...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...」ヘーゲルの哲学に於て普通人々の注意を惹くものは...
戸坂潤 「科学方法論」
...四普通人々は、新聞、乃至一般にジャーナリズムの概念を、交通関係から説明しようとする...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それも無線電信を発明したとか何とかいう普通人間の持ちそうな特異性によって普通の人間から区別されているのではないのだから...
戸坂潤 「社会時評」
...なかなか普通人情として甘(あま)んじてのみいるものでない...
新渡戸稲造 「自警録」
...履とは普通人の履物のこと...
穂積陳重 「法窓夜話」
...普通人が耐え得る最小限度であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そもそも蛇ほど普通人に多く誤解され居るものは少ない...
南方熊楠 「十二支考」
...王たちは普通人より損な境遇にある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これは普通人ならば正に酔狂の沙汰と見られるところであったろうが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...これを普通人の例に取って見ると...
夢野久作 「木魂」
...それは我々普通人も同じことである...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...かえって普通人以上...
吉川英治 「三国志」
...腰まわりも普通人の倍にちかい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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