例文・使い方一覧でみる「昵」の意味


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...小尼公は日にけに我に(なじ)み給ひぬ...   小尼公は日にけに我に昵み給ひぬの読み方
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」

...自分の近(じっこん)な人の間に何か不吉なことがあると...   自分の昵近な人の間に何か不吉なことがあるとの読み方
岩村透 「不吉の音と学士会院の鐘」

...高等師範以来(このかた)の顔懇(かほなじみ)といふので...   高等師範以来の顔昵懇といふのでの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...かねて顔懇(かほなじみ)の内田銀蔵博士であつた...   かねて顔昵懇の内田銀蔵博士であつたの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...湯島界隈(かいわい)の料理屋にもちょいちょい近(ちかづき)の女があった...   湯島界隈の料理屋にもちょいちょい昵近の女があったの読み方
徳田秋声 「足迹」

...直(じき)に近(ちかづき)になった被服廠の役員たちが...   直に昵近になった被服廠の役員たちがの読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...この頃(なじ)みになった近所の居酒屋へ入っていくのが...   この頃昵みになった近所の居酒屋へ入っていくのがの読み方
徳田秋声 「あらくれ」

...普通の言葉遣いのうちに親の調子を露骨に現わした...   普通の言葉遣いのうちに親昵の調子を露骨に現わしたの読み方
豊島与志雄 「憑きもの」

...先生と遠山様(とおやまさま)とは堺町(さかいちょう)あたりではその昔随分御懇(ごじっこん)であったとかいう事だから...   先生と遠山様とは堺町あたりではその昔随分御昵懇であったとかいう事だからの読み方
永井荷風 「散柳窓夕栄」

...腰の物までも曲げることがあるという話――「近頃畳屋とすっかり懇(じっこん)になったようですから...   腰の物までも曲げることがあるという話――「近頃畳屋とすっかり昵懇になったようですからの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...かく上人との(なじ)みの深くなるにつれて...   かく上人との昵みの深くなるにつれての読み方
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」

...懇というほどでもないの」「今夜は...   昵懇というほどでもないの」「今夜はの読み方
久生十蘭 「あなたも私も」

...川口の米会所で懇(じっこん)だったのを思いだし...   川口の米会所で昵懇だったのを思いだしの読み方
久生十蘭 「奥の海」

...親(しんじつ)をかさねてきた庶民生活を...   親昵をかさねてきた庶民生活をの読み方
久生十蘭 「我が家の楽園」

...月氏国智臣摩啅羅(またら)その王(けいじった)に...   月氏国智臣摩啅羅その王昵にの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...華氏国王、すなわち馬鳴菩薩と、仏鉢(ぶつばつ)と、一の慈心鶏を以て各三億金銭に当て、王に献じた...   華氏国王、すなわち馬鳴菩薩と、仏鉢と、一の慈心鶏を以て各三億金銭に当て、昵王に献じたの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...道誉とは懇(じっこん)な高ノ師直なども...   道誉とは昵懇な高ノ師直などもの読み方
吉川英治 「私本太平記」

...また宗厳の交(まじ)わりのある上泉(かみいずみ)伊勢守などとも懇(じっこん)にしていた関係から...   また宗厳の交わりのある上泉伊勢守などとも昵懇にしていた関係からの読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「昵」の読みかた

「昵」の書き方・書き順

いろんなフォントで「昵」


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