...昵と靜子の手を握つた...
石川啄木 「鳥影」
...沼南昵近の或る男に会った時...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...数多い故人の昵懇(ちかづき)のなかで...
薄田泣菫 「茶話」
...かねて昵懇(なじみ)の珠数(じゆず)屋が訪ねて来た...
薄田泣菫 「茶話」
...顔昵懇の画家(ゑかき)の作品を片つ端から集める事にした...
薄田泣菫 「茶話」
...福沢氏は傍(そば)に立つてゐる顔昵懇(かほなじみ)の店員の一人を呼んだ...
薄田泣菫 「茶話」
...廿五日、丙寅、和田平太胤長の屋地、荏柄の前に在り、御所の東隣たるに依りて、昵近の士、面々に頻りに之を望み申す、而るに今日、左衛門尉義盛、女房五条局に属して、愁へ申して云ふ、彼地は適宿直祗候の便有り、之を拝領せしむ可きかと云々、忽ち之を達せしむ、殊に喜悦の思を成すと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...明後日午後二時を期して老生日頃昵懇(じっこん)の若き朋友二...
太宰治 「不審庵」
...ここはお庄の目にも昵(なじ)みのないところでもなかった...
徳田秋声 「足迹」
...十三四の頃から昵(なじ)んで...
徳田秋声 「あらくれ」
...そしてこの頃昵(なじ)みになった家へ...
徳田秋声 「あらくれ」
...古くからの昵(なじ)みの家では...
徳田秋声 「あらくれ」
...暗くて陰気くさい映画館には昵(なじ)めなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...宇津木兵馬と申す者」「神尾殿とは御昵懇(ごじっこん)の間柄か」「まだ御面会は致しませぬ」「面識もないものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...老人とは平常(ふだん)からの昵懇(じっこん)と見える...
夏目漱石 「草枕」
...二人の親とは昵近(じっこん)なので...
夏目漱石 「それから」
...ご主君とご昵懇(じっこん)な近衛前久(このえさきひさ)様から屡(しばしば)おうわさが出たものでござる...
吉川英治 「黒田如水」
...彼と昵懇(じっこん)な黒田長政を介(かい)して...
吉川英治 「剣の四君子」
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