...昨日まで居た筈の...
石川啄木 「病院の窓」
...昨日まで四角であった画板わ...
巖谷小波 「三角と四角」
...昨日まで店(みせ)の間(ま)に飾ってあった様だが...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...即ち昨日まで道床搗固(つきかため)に使われ...
大阪圭吉 「気狂い機関車」
...昨日までの私の全存在の異和感が消えて午前五時の秋爽(さわ)やかな山の小屋で目がさめた...
高村光太郎 「智恵子抄」
...そしてそれから三日間つい昨日まで...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...昨日までの自分を捨てゝしまへ...
種田山頭火 「行乞記」
...私は昨日までしば/\飲みたくない酒を飲んだ...
種田山頭火 「其中日記」
...あのお筆なんかと一緒になる清太郎さんぢやありません」「――」「富突きがあつてから昨日まで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...昨日までの殺人暴客は今日の文明士人となり...
服部之総 「福沢諭吉」
...僕たちはつい昨日まで戦争といふ「狂気」の壁に取まかれてゐたが...
原民喜 「「狂気について」など」
...「そうね、昨日までは、勝手なことを言っていたけど、もう、ひとりじゃないんだから、我儘なんて言っていられない……じゃ、これから、行ってみるわ」シヅは時計を見ると、椅子から飛びあがって、食器をバタバタと流しへ運びはじめた...
久生十蘭 「あなたも私も」
...昨日までに送る筈だつたので慌てゝ書く...
牧野信一 「五月のはじめ」
...お銀からの理由を訊かぬ昨日までは...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...昨日までは本当に妙でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...つい昨日までその腹にかかえていた赤ん坊を...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...昨日までならいざ知らず...
吉川英治 「折々の記」
...それはかれが昨日まで天下にむかって極悪(ごくあく)の兇首(きょうしゅ)...
吉川英治 「新書太閤記」
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