...一曲(いつきよく)舞ひ納む春鶯囀(しゆんあうてん)...
高山樗牛 「瀧口入道」
...『今宵(こよひ)の御宴の終(はて)に春鶯囀を舞はれし女子(をなご)は...
高山樗牛 「瀧口入道」
...舞ひ終る一曲の春鶯囀に...
高山樗牛 「瀧口入道」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...雲雀の外(ほか)に第三世の天鼓を飼っていたのが春琴の死後も生きていたが佐助は長く悲しみを忘れず天鼓の啼く音を聞くごとに泣き暇(ひま)があれば仏前に香(こう)を薫(くん)じてある時は琴をある時は三絃を取り春鶯囀を弾いた...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...天鼓はこの曲を聞いて生れ故郷の渓谷を想い広々とした天地の陽光を慕(した)ったのであろうが佐助は春鶯囀を弾きつつどこへ魂を馳(は)せたであろう触覚の世界を媒介(ばいかい)として観念の春琴を視詰(みつ)めることに慣らされた彼は聴覚によってその欠陥(けっかん)を充(み)たしたのであろうか...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...「春鶯囀(しゅんのうでん)」という大曲の一部だという「入破(じゅは)」...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...関直彦「春鶯囀(しゅんおうてん)」...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...春鶯囀(しゅんおうてん)の舞がおもしろく舞われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...一振りゆるゆる袖(そで)を反(かえ)す春鶯囀の一節を源氏も舞ったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「春鶯囀(しゅんおうてん)」が舞われている時...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...また「春鶯囀(しゅんおうてん)の中将」という別名もあったほどだから...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
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