...われいと易き程の事なりとて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...いかにわがあくがれ易き心を動かしたりけむ...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...余が殊にコロボックルなる名稱を撰びたるは其口調好くして呼び易きと...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...失い易き歴史の跡(あと)を一掃して...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...氷よりも滑かなる床のすべり易きに...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...且つ最も馴致し易き土佐派をして自由党の中心たらしめむことを計れり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...浄土の修し易きことを語り聴かせて彼等を随喜させて帰した...
中里介山 「法然行伝」
...夏の夜にふさはしい『明け易き』といふ感じがある...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...易きに似て難きものは死なりけり...
樋口一葉 「琴の音」
...僅かに松川何某と言ひし財産家の浮世にはづれ易き投機にかゝりて...
一葉 「暗夜」
...何人にも分り易き我國の損亡は今の外債なり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...少年老い易きかな...
牧野信一 「貧しき文学的経験(文壇へ出るまで)」
...われは唯逍遙子がこゝにても持藥に譬へたる積極なる教育の道を以て人間を益し易きものとし...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...若くは錯り解し易き文字...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...却りて力を借し易きこともあらん...
森鴎外 「舞姫」
...いかにやと心易き殿上人に訊ねましたら...
山本周五郎 「日本婦道記」
...その至難をさけて易き死をえらぼうとしたのは...
吉川英治 「江戸三国志」
便利!手書き漢字入力検索