...突き詰めておのれを解き明かすことしかありえない...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...雪の穴に火を焚きながら吹雪の一夜を明かすと...
板倉勝宣 「春の槍から帰って」
...雨に濡れながら夜を明かすなるべしとて...
大町桂月 「層雲峡より大雪山へ」
...そこで一夜を明かすことにして雨戸に手をかけると...
田中貢太郎 「指環」
...T君が今夜は一晩星をねらいながら明かすことであろうと思って寝床にはいった...
寺田寅彦 「小浅間」
...その上で住職は芳一のこの驚くべき行為をぜひ十分に説き明かす事を迫った...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...清姫様の帯の謂(いわ)れ因縁(いんねん)から説き明かすことに致しましょう」ようやく話は本問題に入るのである...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜とともに語り明かす決心を定(き)めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の鼻を明かすつもりでそれくらいの事はやり兼ねません」「そうか」と言ったが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんなハーケンでこんなところで一晩明かすのはごめんだ...
早川鮎子 「穂高岳屏風岩にて」
...超自然の力をもった僧侶をひっぱりだしてきて手品の種を明かすなどは...
平林初之輔 「愛読作家についての断片」
...――そして一緒にこの恐ろしい夜を明かすことにしよう」私の取りあげた古い書物はラーンスロット・キャニング卿(きょう)の『狂える会合』であったが...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...釋き明かすことか出來なかつた...
室生犀星 「渚」
...しばしばこれへ渡って日を過し夜を明かすことになればそんな粗笨(そほん)な形容では自他を分つことができなくなる道理である...
柳田國男 「地名の研究」
...または一夜を拝殿のなかに明かすところもまだ多い...
柳田国男 「母の手毬歌」
...由紀はしばしば眠れずに明かす夜を経験した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...このまま、夜を明かすのか...
吉川英治 「新書太閤記」
...夜は群盗のおののきに明かすという有様でございますから」「ふうん...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索