...「昇平調」で、文章や詩の朗読などで用いられる日本語の訛りを正すための調子...
...「昇平均,降下平均」で、1つの音節に上昇と下降がある韻律の形式...
...「昇平庚申」で、10年に一度、昭和15年(1940年)以前に生まれた男性が、「昇平」という干支にかかわる行事...
...「昇平院」で、京都市伏見区にある浄土宗の寺院...
...「昇平一致」で、ア調に続くイ調が上昇し、クライマックスを迎える音楽用語...
...昇平の気象将に天地に満ちむとす...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...億兆昇平ヲ謳歌セザルナシ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...天機(てんき)白熊(はくいう)をいだししも昇平万歳(しようへいばんぜい)の吉瑞(ずゐ)成べし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...億兆昇平ヲ謳歌セザルナシ...
田中正造 「直訴状」
...昇平(しょうへい)百年にして奢侈(しゃし)習(ならい)となり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...昇平の惰気を鼓舞するに足る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼曰く、「昇平日久しく、苟(いやし)くも決死の徒二、三あらんか、彼(か)の横剣荷槍の儀衛は、禽奔獣散せん」...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...薩摩藩の昇平丸が江戸へ航してきたのは同じ二年の四月である...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...明治昇平(しょうへい)の四十四年に十二名という陛下の赤子...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...大岡昇平が「俘虜記」其他を書いた気持ちは...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...しかし遂に軍艦昇平丸(しょうへいまる)を作り上げたのであるから...
中谷宇吉郎 「島津斉彬公」
...「一天昇平よろしく今春に在るものか」と認(したた)めているのを見ても...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...大岡昇平の「武蔵野夫人」は名作になりさうですね...
原民喜 「書簡」
...大岡昇平がスタンダール研究者であるという文学的知識に煩わされて...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...大岡昇平、火野、林などの作家にふれた前半と後半とはばらばらで、きょうの日本とその人民が歴史的におかれている大きい背景をもって諸作品が有機的に評価されるためには何かが足りなかった...
宮本百合子 「現代文学の広場」
...昇平打続くこと二百六十有余年四民鼓腹して太平を唱う折...
三好十郎 「斬られの仙太」
...昇平方是宜游予...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ご存じの大岡昇平とか今日出海などというお人がこの悪たれと諧謔(かいぎゃく)の大家なので...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
便利!手書き漢字入力検索