例文・使い方一覧でみる「早くに」の意味

...早くにげなさい... 早くにげなさいの読み方
海野十三「超人間Ｘ号」

...もっと早くに伺って... もっと早くに伺っての読み方
橘外男「墓が呼んでいる」

...あの部屋へはいっている？　なぜもっと早くにわたしにしらせてこないんだ？　たいせつな話によばれたと？　いったいだれによばれたんだ？」と...
橘外男「亡霊怪猫屋敷」

...早くに化粧（みじたく）をすました姿に明るい灯影を浴びながらお座敷のかかって来るのを待つ間の所在なさに火鉢の傍に寄りつどうていた売女（おんな）の一人が店頭（みせさき）に立ち表われた... 早くに化粧をすました姿に明るい灯影を浴びながらお座敷のかかって来るのを待つ間の所在なさに火鉢の傍に寄りつどうていた売女の一人が店頭に立ち表われたの読み方
近松秋江「うつり香」

...今朝早くに渡そうと夜も眠れずに書いたものです... 今朝早くに渡そうと夜も眠れずに書いたものですの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳「三枚の学生」

...他より早くにあったと容易く言い得るのは... 他より早くにあったと容易く言い得るのはの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳「緋のエチュード」

...明日（あす）は早くに妹（いもと）共の誰（た）れなりとも... 明日は早くに妹共の誰れなりともの読み方
樋口一葉「大つごもり」

...親は早くになくなつて今は眞實（ほん）の手と足ばかり... 親は早くになくなつて今は眞實の手と足ばかりの読み方
樋口一葉「にごりえ」

...親は早くになくなつて今は真実（ほん）の手と足ばかり... 親は早くになくなつて今は真実の手と足ばかりの読み方
樋口一葉「にごりえ」

...その父親（てておや）は早くに死（な）くなつてか... その父親は早くに死くなつてかの読み方
樋口一葉「にごりえ」

...主としてつくばいは朝日のかげを早くに映すような位置で... 主としてつくばいは朝日のかげを早くに映すような位置での読み方
室生犀星「庭をつくる人」

...明日の朝の早くに網を船に積んで沖の漁に出なければならなかったからでした...
室生犀星「不思議な魚」

...それを一刻も早くにと督励している催促状である... それを一刻も早くにと督励している催促状であるの読み方
吉川英治「三国志」

...やれやれと胸なで下ろした」「なぜ早くに知らさぬのだ... やれやれと胸なで下ろした」「なぜ早くに知らさぬのだの読み方
吉川英治「私本太平記」

...道中、夕は早くに、朝は早立ちを本則としていたが、とかく妃たちの身化粧なども手間どって、早いその朝立ちは容易でない...
吉川英治「私本太平記」

...なぜ早くに教えを乞わぬか」「策を問えとな」「そうじゃ」「いくさの妙策があるというのか」「あらいでか！　大言と聞いたかしれぬが...
吉川英治「私本太平記」