...宮崎県日南市は暖かい気候で、日長が長い...
...梅園拾遺には今年(安永己亥)九月廿九日の夜より翌十月朔日南に當て雷の如くして雷にあらず(云 云)櫻島の南北端より火起り(乃 至)去年以來伊豆大島なども燒くる由沙汰せりとあり...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...日南(ひなた)ぼっこ...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...(冬は日南の方を周(めぐる)ゆゑ北国はます/\寒し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...今鶴子さんは一枚の張板に例の燒焦げのある袖を張附けて日南に立てかけ乍ら「隨分ひどい燒焦げねえ」と言ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...そうして番小屋の日南に置かれた...
長塚節 「太十と其犬」
...恁(か)うして居(ゐ)る間(あひだ)に春(はる)の彼岸(ひがん)が來(き)て日南(ひなた)の垣根(かきね)には耳菜草(みゝなぐさ)や其(その)他(た)の雜草(ざつさう)が勢(いきほひ)よく出(で)だして桑畑(くはばたけ)の畦間(うねま)には冬(ふゆ)を越(こ)した薺(なづな)が線香(せんかう)の樣(やう)な薹(たう)を擡(もた)げて...
長塚節 「土」
...大正五年五月九日南洋旅行の途上(とじょう)...
新渡戸稲造 「自警録」
...縁側に日南(ひなた)ぼっこをしながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...日南の狭い小使室に皆はぞろぞろと集っていた...
原民喜 「冬日記」
...今日南京陥落を祝してのむ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...四月五日 日南万丁目(みなみまんちょうめ)へ屋根換(やねが)えの手伝(てつだ)え((ママ))にやられた...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...安政元年(西暦一八五四)十一月五日南海道大地震大津浪の時...
武者金吉 「地震なまず」
...私どもでは毎日南京豆を色々の料理に使います...
村井弦斎 「食道楽」
...ゆつくり日南ぼつこをしたことがなかつた...
室生犀星 「京洛日記」
...それからそれらの青味が枯草を全きまでに覆ひつくさうとする日南へ出たり...
室生犀星 「星より來れる者」
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室生犀星 「星より來れる者」
...今日は澄んだ秋日和で終日南風が吹き通した...
山本周五郎 「青べか日記」
...八月――日南瓜(かぼちゃ)の尻から滴り落ちる雨の雫...
横光利一 「夜の靴」
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