...彼女に日どりのきまったことを話した...
芥川龍之介 「春」
...「上さま(家光(いえみつ))日光ご社参の日どりもせまっていることであり...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...お時という小間使をひとり残してわれわれは広座敷へ集まって葬式の日どりの相談をしておりますと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...帰京の日どりが分らぬので困る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...きのう『朝日』に公判の日どり七月十一日より火木土と書かれて居りましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日どりが本年は特に重っているのでそうなってしまいます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...日どりなどを決めていたものですから失礼いたしました...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...夫人と約束をした日どりまでも変えずにその夜から常陸守(ひたちのかみ)の娘の所へ通い始めることにした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...猟の日どりを知らせた...
室生犀星 「姫たちばな」
...日どりの狂うはずはねえが」と...
吉川英治 「江戸三国志」
...日どりを諜(しめ)し合せて...
吉川英治 「江戸三国志」
...御予定の日どりまでには...
吉川英治 「新書太閤記」
...お会い申す日どりや...
吉川英治 「新書太閤記」
...だがお揃いでいったい誰を待ち合わせるんで?」「ゆうべ済州(さいしゅう)から来た奴のはなしでね、宋公明(そうこうめい)っていう人が、この江州へ流されて来るってんで、日どり、道すじをただしてみると、どうしてもここ二、三日中には、この掲陽嶺(けいようれい)を通るはずだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その日どりと時刻も約束して...
吉川英治 「平の将門」
...すでに死罪打首の日どりは...
吉川英治 「源頼朝」
...彼の手代は奥州(みちのく)へ帰る日どりを彼に諮(はか)った...
吉川英治 「源頼朝」
...公儀のお許しがすめば、もう世間へ知れてもよい」「では、いずれ近日に、改めて、結納(ゆいのう)を持って出直して参る」「左様か、では、婚儀の日どりは、その時のご相談としようか」五百之進は、花世を連れて帰った...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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