...終に旗亭に淺酌して相別る...
大町桂月 「鹿野山」
...バスを待ちわびてゐる藤の花(小郡から大田へ)曲つて曲る青葉若葉( 〃 )ぎつしり乗り合つて草青々( 〃 )□苺ほつ/\花つけてゐた(伊東君に)つゝましく金盞花二三りん( 〃 )襁褓干しかけてある茱萸も花持つ( 〃 )逢うてうれしい音の中( 〃 )□鳴いてくれたか青蛙(或る旗亭にて)葉桜となつて水に影ある( 〃 )たそがれる石燈籠の( 〃 )□きんぽうげ...
種田山頭火 「行乞記」
...渋柿)*根津権現(ねづごんげん)の境内のある旗亭(きてい)で大学生が数人会していた...
寺田寅彦 「柿の種」
...火山の名をつけた旗亭(きてい)で昼飯を食った...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...旗亭の入り口に立ってギターをひく若者があった...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...余この旗亭に一酌せしは明治四十二年の春唖子及び浜町の私娼おとしと共に...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...ある時は根津(ねづ)の旗亭(きてい)での食事...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...ちと遠出をして名うての旗亭で...
長谷川伸 「奇術考案業」
...魚家の妓(ぎ)数人が度々ある旗亭(きてい)から呼ばれた...
森鴎外 「魚玄機」
...旗亭で温に邂逅(かいこう)した...
森鴎外 「魚玄機」
...旗亭などでしばしば会食するという...
山本周五郎 「いさましい話」
...旗亭(のみや)の旗も見える...
吉川英治 「新・水滸伝」
...水っ端(ぱた)の旗亭(うち)まで行こうや」「よかろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...よほどここの旗亭(うち)がお気に召しましたね」「ム...
吉川英治 「新・水滸伝」
...旗亭(ここ)の亭主...
吉川英治 「新・水滸伝」
...旗亭(のみや)の借金でも返しておくほうが上策というもんじゃよ」かくて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...とある水辺の一旗亭を覗(のぞ)いた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一旗亭(きてい)を見かけ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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