...……月のひかりのながれるところ虫のなくところ・山の端(ハ)の月のしばし雲と遊ぶ□・なつめたわゝにうれてこゝに住めとばかりに(其中庵即時)□・またも旅するふろしきづつみが一つ(改作)九月十八日晴...
種田山頭火 「行乞記」
...」然し二人共決して一緒に旅することは恐らく無いだろうということを知っていた...
豊島与志雄 「過渡人」
...旅するも命のありてこそ...
中里介山 「大菩薩峠」
...八〜一〇月、房州、甲斐、諏訪、木曽を経て、関西に旅する...
長塚節 「長塚節句集」
...京都などを旅する...
長塚節 「長塚節句集」
...八月に退院し、日向、青島を旅する...
長塚節 「長塚節句集」
...アスワンとデルタから上埃及まで旅する丈けの辛抱と好奇心を失はなかつた...
濱田耕作 「埃及雜記」
...東亜商事の「旅する人々」の試写...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...延々とせせらぐ――そう灰色の森――そばの湿地ここでは蛙と蜥蜴が野生していて――そう陰欝な湖沼には食屍鬼が潜んでいる――そう不浄きわまる各地――そのそれぞれ陰り翳る隅では――旅する者は驚懼とともに包み隠されていた過去の記憶に相見(あいまみ)える――屍衣まとう姿形が急に出(いで)ては息を吐き旅する者のそばを通り過ぎてゆく――もう久しい友たちさえ白の衣苦しみつつ土に――天に帰ったはずなのに...
エドガー・A・ポオ Edger A. Poe 「ポオ異界詩集」
...のびのびと世界を旅するのは...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...故にこの物棲むてふ地を旅する者...
南方熊楠 「十二支考」
...自由にあちこち旅することもできないばかりか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...テントは軽装で旅するためにダイエイですててしまつていた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...見知らぬところを旅するんだからね...
横光利一 「旅愁」
...すくなくも当時の貴顕(きけん)がこんなところまで旅するには...
吉川英治 「上杉謙信」
...伊那丸じしんがとおく旅する危険を予感(よかん)しているが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...関(せき)をかすめて旅する苦しさやおそろしさを思わなかった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...東海道を旅する間に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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