...私は彼等が新鮮なる感情と驚異とを以つて對する若干の事物に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...常に新鮮な空気が出入していることを了解せざるを得ない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...季節に適うてまず新鮮な感じを呼んだことであろう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...父は大洋の新鮮な鰹(かつお)や気仙沼の餅々(もちもち)した烏賊(いか)に舌鼓をうち...
徳田秋声 「縮図」
...――そして至る所に、あちらこちらに、山腹に沿って、芸術の新鮮な花、音楽の香り高い苺(いちご)、泉や小鳥の詩歌...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ところが新鮮な食べものはうまくなかった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...新鮮な海老や鯛、あひ鴨を鉄板でオイル焼する、満腹して座へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...やがて綱が引きあげられると新鮮な魚がピチ/\とはねてゐる――そして彼等は両手に魚をぶらさげて渚づたひに戻つて来る――村の停車場...
牧野信一 「サンニー・サイド・ハウス」
...花はその一目一目が新鮮なのは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この感じは私に非常に親しいものであるのと同時にいつでも新鮮なものだ...
三好十郎 「ゴッホについて」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...少年のように新鮮な...
山本周五郎 「山彦乙女」
...新鮮な杉菜(すぎな)に抱かれた鹿や猪の肉の香物(こうのもの)が高々と盛られてあった...
横光利一 「日輪」
...その夜は山中の旅行に餓(う)えていた美味、川魚のフライ、刺身、鯉こく、新鮮な野菜、美しい林檎(りんご)、芳烈な酒、殆んど尽くる所を知らず四人して貪った...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
...新鮮な感受性である...
和辻哲郎 「歌集『涌井』を読む」
...そうしてその美を新鮮な味わいにおいてすくい取る...
和辻哲郎 「享楽人」
...わたくしはその時受けた感動がいつまでも新鮮な衝撃として『論語』への関心をそそり続けるのを感じていた...
和辻哲郎 「孔子」
...これは今生まれたばかりのように新鮮なのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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