...毎日その暦書を見て日業をとるという...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...日暦が三月にかわると急にぽかぽかと暖くなって...
海野十三 「火星兵団」
...彼のもっているただ二つの本は暦と算術書とで...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...さっきよりももっと晴れ渡った明るい旧暦十七夜の月が大空の真中に在った...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その変化のテンポは暦のテンポよりも遙かに遅い...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...其(その)暦も鏡も実は無に等しいのである...
夏目漱石 「点頭録」
...または半ば新暦を用ゐ半ば旧暦を用ゐ居るもあり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...さて山中暦日なき深山のまこと鄙(ひな)びた山の湯に一夜の泊りをする時のうれしさ...
正木不如丘 「健康を釣る」
...天文暦術はむしろ客であったともいい得られよう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...そう云えば栄さんが『暦』で新潮賞一千円也を貰います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...永享五年(西暦一四三三)の地震は...
武者金吉 「地震なまず」
...法王グレゴリオ十三世が旧暦法を改正...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...宝暦(ほうれき)三年(一七五三)の『番所日記』には...
柳田国男 「海上の道」
...たまたまその年の第二の卯の日が新暦二十三日になったという...
柳田国男 「故郷七十年」
...くに子のやつあ妙な暦みてえな本を持っていて...
山本周五郎 「季節のない街」
...国家第一の比叡山延暦寺(えんりゃくじ)のごとき勅願寺のほかは...
吉川英治 「私本太平記」
...四方庵暦南八町堀の裏町に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...永暦(えいりゃく)元年ということに...
吉川英治 「源頼朝」
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