...新奇なる兵器を作り...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...新奇なだけにかえって大いに参考の資となるであろう...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...新奇な驚異を経験しながら...
谷譲次 「踊る地平線」
...やはり『ホトトギス』の裏絵をかく為山(いざん)と云う男があるがこの男は不折とまるで反対な性で趣味も新奇な洋風のを好む...
寺田寅彦 「根岸庵を訪う記」
...之は元来新しいもの又は新奇なるもの(Novelle)を云い現わす...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...私は何かある新奇なものに出会ったようにびっくりとする...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...新奇な魅力と禁ぜられた果実の魅力とをそなえていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...孝太郎はその朝何だか新奇な気持ちを覚えた...
豊島与志雄 「囚われ」
...即ち実に多くの新奇な流派が簇出したのであつて...
中原中也 「アンドレ・ジイド管見」
...二遍目は寧ろ新奇な経験として喜(よろこ)んだ...
夏目漱石 「それから」
...マイナス三分刈などと云う新奇な奴が流行するかも知れない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それが新奇なため(他の人々(6)はそう考えている)よりも...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...それらの太刀先や振舞ひの間から真に新奇な型を発見して之を奥義の巻物のうちに加へるといふのが代々の当主の役目として掟となつてゐる...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...趣味の多様なることは曙覧の歌のわずかに新奇ならんとせしがごときに非ず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...新奇なる事を詠めといふと...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...新奇なることを詠めというと汽車...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...前に挙げざりし句の中に新奇なる材料を用ゐし句を少し記し置くべし...
正岡子規 「俳人蕪村」
...だがそれは新奇な風変りな楽しみでもあって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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