例文・使い方一覧でみる「斯くて」の意味

...地が明かに許容したのだ在るべきものゝ斯くては在るのを... 地が明かに許容したのだ在るべきものゝ斯くては在るのをの読み方
上里春生「傾ける殿堂」

...斯くて人類は自然を征服し得たことを何よりの手柄と心得... 斯くて人類は自然を征服し得たことを何よりの手柄と心得の読み方
丘浅次郎「自然の復讐」

...斯くて道徳も宗教も... 斯くて道徳も宗教もの読み方
丘浅次郎「人類の将来」

...第十九斯くて横笛は教へられしまゝに辿り行けば... 第十九斯くて横笛は教へられしまゝに辿り行けばの読み方
高山樗牛「瀧口入道」

...斯くて江戸は東京となり... 斯くて江戸は東京となりの読み方
塚原蓼洲「兵馬倥偬の人」

...斯くて三人打連れて馬を進めた... 斯くて三人打連れて馬を進めたの読み方
テニソン　Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳「アーサー王物語」

...斯くて衆軍亡び去る... 斯くて衆軍亡び去るの読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...斯くてすぐれし＊元老の集議まさきにネストール（ピュロスの王者ネストール）其船めぐり行はる... 斯くてすぐれし＊元老の集議まさきにネストール其船めぐり行はるの読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...カパニュウスの子こなたには、ヂオメーデース英豪の將軍先きに令したる約を忘れず、混亂の　320外に離れて單蹄の彼の兩馬を引き出し、手綱をつよく張り締めて兵車の縁に繋ぎ止め、アイナイアース乘せて來し二頭の駿馬、たてがみの美麗のものに飛びかゝり、之を奪ひてアカイアの陣中に引き、親友のデーイピロスに（同齡の　325友の間に同心の故もて特にめづるもの）彼に渡して水軍の中に曳かしめ、斯くて彼、耀く手綱ひきしめて強き蹄の馬を驅り、兵車飛ばして迅速にヂオメーデースの跡を追ふ... カパニュウスの子こなたには、ヂオメーデース英豪の將軍先きに令したる約を忘れず、混亂の　320外に離れて單蹄の彼の兩馬を引き出し、手綱をつよく張り締めて兵車の縁に繋ぎ止め、アイナイアース乘せて來し二頭の駿馬、たてがみの美麗のものに飛びかゝり、之を奪ひてアカイアの陣中に引き、親友のデーイピロスに彼に渡して水軍の中に曳かしめ、斯くて彼、耀く手綱ひきしめて強き蹄の馬を驅り、兵車飛ばして迅速にヂオメーデースの跡を追ふの読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...斯くて神よりペーリュウス受けし恩寵... 斯くて神よりペーリュウス受けし恩寵の読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...349　II 848.350　上文217.斯くて終日ものすごき戰鬪あらび休みなく...
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...　240紅輪斯くて落ち行けば... 　240紅輪斯くて落ち行けばの読み方
ホーマー　Homer 土井晩翠訳「イーリアス」

...斯くて氏は長き牢屋生活から保釋の身となつた」（印刷文明史）といふやうな經緯（いきさつ）は... 斯くて氏は長き牢屋生活から保釋の身となつた」といふやうな經緯はの読み方
徳永直「光をかかぐる人々」

...斯くて伯が七年間の囹圄に於て領悟したる真諦は... 斯くて伯が七年間の囹圄に於て領悟したる真諦はの読み方
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...斯くて彼は、彼女の日記を探すべき機会を窺った... 斯くて彼は、彼女の日記を探すべき機会を窺ったの読み方
豊島与志雄「反抗」

...――斯くて、作家達は各自にそれぞれ特別な肚の据え方をして、或は観念的に或は方法的にいろいろの探究をなし、極言すれば、文学ジャンルの進展を夢みてる者もあろう...
豊島与志雄「文学への実感について」

...斯くて神無月の五日の暮方に庭に散り敷く楢の葉を物踏みならして聞こえければ...
平野萬里「晶子鑑賞」

...斯くて生れた男兒がメルリンで容貌優秀乍ら全身黒毛で被はれて居た...
南方熊楠「人柱の話」

「斯くて」の読みかた

「斯くて」の書き方・書き順

いろんなフォントで「斯くて」