...貸事務所の硝子窓(ガラスまど)に周易(しゅうえき)判断金亀堂(きんきどう)という金文字を掲げた売卜者(うらないしゃ)をたずねた...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...断金の交友と認め...
蜷川新 「天皇」
...それに拠(よ)ると、この御紋章は彼の「二人同心、其利断金、同心之言、其臭如蘭」の古語に基いて選ばれたとの事であると拝察した...
牧野富太郎 「植物記」
...山腹の断金亭(だんきんてい)までたどりつくと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...断金亭(だんきんてい)で一ト休みをとる...
吉川英治 「新・水滸伝」
...だが、もう一日は」と、裴宣は切にひきとめ、次の日はまた、飲馬川の眺望をさかなとして、断金亭の楼台で、終日、送別の杯と、また義兄弟の誼(よしみ)など酌(く)み交(か)わされた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こんどの一奇瑞(きずい)を記念して「断金亭(だんきんてい)」という大きな額をかかげることにした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...また、一座の霊廟(みたま)が、断金亭のうしろ、小高き所に築かれて、晁(ちょう)天王の位牌(いはい)がまつられ、その御殿(ごてん)のみぎひだりから周囲の八地域にわたって、宋江以下、諸将の住む甍(いらか)がいっぱいに建て並べられた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...断金亭の大廂(おおびさし)のまえには...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その表(ひょう)を断金亭に貼りだした日...
吉川英治 「新・水滸伝」
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