...ケント王がアーサー王に斧鉞を授けたとされる...
...斧鉞を振り上げる姿勢は威圧感があるため、警備員にも取り入られることがある...
...社会の動向が激しく、業界再編が必要となり斧鉞が振り下ろされることも少なくない...
...戦国時代には、武将たちは斧鉞を手に戦い、その武勇を誇示した...
...斧鉞を持つ者は、力や権力の象徴としてしばしば描かれている...
...これが為に百尺(ひやくせき)の枯龍(こりゆう)斧鉞(ふゑつ)の災(さい)を蒙(かうむ)るもの百千なるべきに想到すれば...
芥川龍之介 「骨董羹」
...斧鉞(ふえつ)を加えねばならぬが...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...何分にも農場は太古から斧鉞が入らない原始の豊饒な土地なもので麦などは実に見事に出来るのですがそれにいゝ気になつて...
有島武郎 「農場開放顛末」
...斧鉞(おのまさかり)の曲舞する...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...天地開闢以來(てんちかいびやくいらい)未(いま)だ斧鉞(ふいつ)の入(い)らざる大森林(だいしんりん)...
伊東忠太 「妖怪研究」
...嘗ての頃の尾根々々は斧鉞の入らない鬱蒼とした森林におおわれていたから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...古来斧鉞を入れなかった深山を一万町歩を濫伐させたのは悪意であると論難し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...絞首刑や車輪刑★――斧鉞の刑は稀であった――の時には...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...汽車に乗ればやがて斧鉞(ふえつ)のあとなき原始林も見られ...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...尤も之によって国民生活安定政策だけが斧鉞を加えられて...
戸坂潤 「近衛内閣の常識性」
...すぐ三千年斧鉞のはいらない...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...僕の嫌ひだつた詩ばかりがしかも多くの斧鉞を加へて集めてある...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...たまたま斧鉞を加へられたと思ふ個所も...
萩原朔太郎 「永遠の詩人」
...大木の倒さるゝ事幾度ぞ胸をば深き森と頼めど千古斧鉞を入れぬ処女林のやうに思つて頼みにして来た我が胸にもいつの間にやら忍び入るものがあつてその度に大木が地響打つて伐り倒された...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しかも千古斧鉞(ふえつ)を知らぬこの山々は...
本庄陸男 「石狩川」
...支那で将軍出征に斧鉞(ふえつ)を賜うとあるは三代の時これを以て人を斬ったからで...
南方熊楠 「十二支考」
...胥議(あいぎ)して斧鉞(ふえつ)を加えた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...それには慎しんで斧鉞(ふえつ)を入れず...
柳田国男 「海上の道」
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