...かれ命を受けて貢れる人、名は和邇吉師(わにきし)、すなはち論語十卷(とまき)、千字文七一卷、并はせて十一卷(とをまりひとまき)を、この人に付けて貢りき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...文七にふまるな庭のかたつむり元結のぬる間はかなし虫の声大絃(たいげん)はさらすもとひに落(おつ)る雁(かり)なぞと吟(ぎん)じたる風流の故事を思浮(おもいうか)べたのであった...
永井荷風 「日和下駄」
...亭主の文七がやくざで三年前に別れて了ひました」「お春さんは?」「木更津(きさらづ)で御座います」「兎に角...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もうお前の元の亭主の文七は居ないぜ」平次は本當に何も彼も知つて居る樣子でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文七は逃亡して行方知れず...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もうお前の元の亭主の文七は居ないぜ」平次は本当に何もかも知っている様子でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...文七と石井の坊っちゃんを連れて来い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...坊っちゃまも文七ならなついていらっしゃいます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...文七は余程金を持っているらしいという...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次自身よりも文七の喜びだつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...元町の文七が下つ引をつれて驅けつけてくれました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...第一番に縁の下に役り込んであつた血だらけの玄翁(げんのう)を文七が見付けてくれます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文七に訴(うつた)へるのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...現馬楽(五代目)とこれだけの人たちの「文七元結」がいま私の耳にのこっているが...
正岡容 「我が圓朝研究」
...やがてかえってきて何やら報告すると今度は主人が文七を供に...
正岡容 「我が圓朝研究」
...文七元結の店を開く...
正岡容 「我が圓朝研究」
...文七文七というのはこの若者の名前なのである...
正岡容 「我が圓朝研究」
...僕にも似合わず九文七分というきゃしゃな足を持っている...
山之口貘 「楽になったという話」
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